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「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その5)」及び「2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成16年度)」についての助言等及び博覧会協会の見解について

平成17年9月22日(木)午後2時
(財)2005年日本国際博覧会協会 本部


 財団法人2005年日本国際博覧会協会では、本年7月19日に2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(予測・評価)報告書(その5) 〔会期終了後の工事に伴う環境影響調査〕及び2005年日本国際博覧会に係る環境影響評価追跡調査(モニタリング調査)報告書(平成16年度)を公表いたしたところですが、これについて8月18日付で愛知県知事より、9月13日付で経済産業大臣より、これについてのご助言をいただきました。(経過は別添参照)
 ご助言に対し、環境に対する影響を回避・低減できるよう対策を実施していくことなどを、博覧会協会の見解として別添のとおりとりまとめましたので、お知らせします。併せて、これまでにいただきました住民の方々からのご意見に対する見解も併せて取りまとめましが、ご助言の主な内容は下記に示すとおりです。
 なお、これらの報告書において誤記等が見つかりましたので、合わせて正誤表も公表いたします。


  • 動植物のモニタリング調査においては必要に応じて環境保全の改善に資する調査に努めること。
  • 沈砂池からの放流水について濁水を生じる場合の原因を検討し、必要な環境保全措置と水質管理を適切に行うこと。
  • 報告書の作成に当たっては、わかりやすい記述や説明に心掛けること。
  • 類似の事業における環境影響評価手続きにおいて活用されるよう、これまで実施してきた一連の環境影響評価について総括を適切に行うこと。
  • 事業の実施に当たっては、報告書に記載されている環境保全措置の徹底を図ることなどにより、環境保全について十分に配慮すること。
  • 環境への影響に関して新たな事実が判明した場合などにおいては、必要に応じ適切な措置をこうじること。
  • 工事計画が変更になった場合においても、工事最盛期の工事量が増大しないよう、工事の平準化を図ること。
  • 周辺の生活環境への影響を低減するため、建設機械の配置や作業時間に十分配慮するとともに、低公害型の建設機械を積極的に導入すること。
  • 環境基準を上回る地点があることから、工事用車両の走行台数の平準化を図るとともに、最新規制適合車などを積極的に導入すること。
  • ヘリコプターの利用には騒音の影響を低減するため、飛行経路などに十分配慮すること。飛行日程等について住民に事前に周知徹底を図ること。
  • 裸地となる区域については、地域の自然環境に配慮した早期緑化をするなど、土砂の流出防止対策を徹底すること。
  • 注目すべき動植物に対する環境保全措置の徹底を図るとともに、工事中の生息・生育状況を的確に把握し、必要に応じ、専門家の意見を聞きつつ適切な措置を講じること。
  • 廃棄物等の発生を抑制することはもとより、より一層リユース・リサイクルを徹底するとともに、できないものについては適正に処理すること。
  • 環境保全措置が確実に実施されるよう、工事関係者に対し周知徹底を図ること。
  • 住民などからの環境に関する要望などに対しては、適切な対応を図ること。
  • モニタリング調査において、予測結果や環境基準値等を超えた場合には、速やかに愛知県知事及び関係市町長に報告するとともに、専門家の意見を聞くなどして原因究明を行い、必要に応じ適切な措置を講じること。

別添

この情報はメディア向けに広報資料として発信時現在の情報を配信しておりますので、内容について変更や中止になる場合がございますが、あらかじめご了承ください。

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