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財団法人2005年日本国際博覧会協会 政府出展事業 
愛・地球博会場における“愛・MATE”IT実証実験の実施

~愛・地球博会場において、ハイブリッド情報端末“愛・MATE”を
使った先進的な通信技術の実証実験を実施~

2005年6月10日

(財)2005年日本国際博覧会協会は、経済産業省からの委託事業として出展している携帯電話と携帯情報端末との複合機器「ハイブリッド゙情報端末“愛・MATE”」 を活用し、7月8日(金)~13日(水)にかけて、愛・地球博会場で先進的な通信技術の実証実験を実施いたします。

“愛・MATE”には、携帯電話などの通信機能をもつ“愛・MATEオレンジ” (3,800台)とミューチップリーダーを搭載した“愛・MATEブルー” (1,200台)の2種類があり、日本館内の観覧支援や会場運営スタッフの業務支援などに幅広く利用されております。“愛・MATE”を、実際に博覧会の会場で活用すること自体が一つの実証実験といえますが、さらに、先進的な通信技術の実証実験を行うことで、未来の情報通信のあり方や愛・地球博をきっかけとした新しい情報通信のトレンドが創出されることを期待しております。

この実証実験では、将来の情報通信の基盤技術となりうるモバイルアドホック通信ネットワークの可能性を検証します。モバイルアドホック通信とは、基地局が必要な従来の無線通信ネットワークと異なり、携帯端末同士が直接無線でつながり、通信を行なうものです。さらに携帯端末自身が中継局となって複数の携帯端末を経由させることで、その先の携帯端末との通信も可能となります。この通信手法が確立すれば、端末間で自由にネットワークが構築でき、通信ネットワークの可能性が飛躍的に広がります。

実証実験は、“愛・MATE”の企画・開発を担当したKDDI株式会社(本社: 東京都千代田区、代表取締役社長: 小野寺 正)が中心となり、京セラコミュニケーション株式会社(本社: 京都市伏見区、代表取締役社長: 藤田 直行)が実験企画をとりまとめています。また、株式会社スゥープ(本社: 愛知県名古屋市東区、代表取締役社長: 石川 芳男)が実施・運営を担当し、さらに独創的な先進通信技術をもつ大学の研究室や、会場での実験を担当するボランティアも参加することで、産官学の連携による複数の実証実験を試みます。

実験内容の詳細については、各団体のニュースリリースや“愛・MATE”IT実証実験のホームページ「愛・MATE Lab. ( http://it.ai-mate.jp )」をご確認ください。


実証実験の内容は、次のとおりです。なお、スケジュール変更があった場合、“愛・MATE”IT実証実験のホームページ上でご連絡いたします。また、当日は、各実験場所に実験本部を設置します。

実証実験の内容の詳細は こちら PDF

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