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―「自然の叡智」をテーマに、公式参加者のパビリオンを表彰― 「自然の叡智賞」の実施について

平成17年5月12日
(財)2005年日本国際博覧会協会


 (財)2005年日本国際博覧会協会は、120カ国の公式参加国ならびに国際機関など、公式参加者のパビリオンを対象に「自然の叡智賞」を授与します。本賞は、各公式参加者のパビリオンが、愛・地球博のテーマである「自然の叡智」の趣旨を具現化し、かつ、それを広く伝えようとする努力を奨励することが目的です。
21世紀初の万博として、人類共通の課題解決を担う「愛・地球博」では、「自然の叡智」というテーマの実現に向けた各参加者の努力を表彰し、博覧会の価値向上を図るため、昨年12月16日の第136回BIE(博覧会国際事務局)総会で、「褒賞に関する第14号特別規則」が承認されたことを受け、「自然の叡智賞」の準備を進めてまいりました。
 このたび、第1回審査委員会の日程等、概要を決定いたしましたので発表いたします。

「自然の叡智賞」実施概要


1.名称

「自然の叡智賞」

2.対象

公式参加国が出展する69パビリオン(※)を対象とし、日本館や自治体、企業パビリオンは対象としません。
※参加国は120カ国であるが、アフリカ、北欧、コーカサス、アンデス、中米、中央アジア、南太平洋の7つの共同パビリオンを設置しているため。

3.審査委員会

褒賞に関する第14号特別規則に基づき、審査委員には下記の9名に就任いただきます。なお、審査委員長は、第1回審査委員会で決定されます。

  • 呉建民氏 博覧会国際事務局(BIE)議長
  • ビセンテ・ゴンサレス・ロセルタレス氏 BIE事務局長
  • オーレ・フィリプソン氏 国際諮問委員会委員長
  • 近藤次郎氏 東京大学名誉教授、愛・地球賞審査委員長
  • 彦坂 裕氏 建築家・環境デザイナー、日本館クリエイティブ統括ディレクター
  • ラシード・スリミ氏 ONAグループ総務・企業関連ディレクター、ONA基金会長、世界銀行顧問
  • マーティン・ロス氏 プロシア文化遺産財団顧問委員、ドレスデン大学文化政策・文化マネジメント学部教授
  • アルベルト・レンツ氏 建築家・芸術家、前メキシコ大統領顧問
  • ロバート・W・ライデル氏 モンタナ州立大学歴史学・哲学科教授

4.賞の詳細

a) 賞のカテゴリー

出展モジュール数に応じて以下のカテゴリーごとに賞が授与されます。

  1. カテゴリーA(4モジュール以上) 13パビリオン
    インド館、韓国館、中国館(以上、グローバル・コモン1)、アメリカ館、カナダ館(同コモン2)、イタリア館、スペイン館、ドイツ館、フランス館(同コモン3)、イギリス館、スイス館、ベルギー館、ロシア館(同コモン4)
  2. カテゴリーB(1.5~3モジュール) 15パビリオン
    カタール館、サウジアラビア館、スリランカ館(同コモン1)、国連館、メキシコ館(同コモン2)、クロアチア館、ギリシャ館、トルコ館(同コモン3)、オーストリア館、チェコ館、ポーランド館(同コモン4)、オーストラリア館、シンガポール館、タイ館、マレーシア館(同コモン6)
  3. カテゴリーC(1モジュール以下) 34パビリオン
    イエメン館、イラン館、ネパール館、パキスタン館、バングラデシュ館、ブータン館、モンゴル館(同コモン1)、アルゼンチン館、OECD館、国際赤十字・赤新月館、国際熱帯木材機関館、キューバ館、ドミニカ館(同コモン2)、チュニジア館、ブルガリア館、ボスニア・ヘルツェゴビナ館、モロッコ館、ヨルダン館、リビア館(同コモン3)、アイルランド館、ウクライナ館、オランダ館、ポルトガル館、リトアニア館、ルーマニア館(同コモン4)、エジプト館、南アフリカ館(同コモン5)、インドネシア館、カンボジア館、ニュージーランド館、フィリピン館、ブルネイ・ダルサラーム館、ベトナム館、ラオス館(同コモン6)
  4. カテゴリーD(共同館) 7パビリオン
    中央アジア共同館(同コモン1)、アンデス共同館、中米共同館(同コモン2)、コーカサス共同館、北欧共同館(同コモン4)、アフリカ共同館(同コモン5)、南太平洋共同館(同コモン6)

b) 賞の種類

上記カテゴリー別に、もっとも優れたものから金賞、銀賞、銅賞の3つの賞を、審査委員会が選出します。ただし表彰に値する対象がない場合は、この限りではありません。

c) 評価の観点

賞は下記の観点から会期中2回、審査を行い、その都度、受賞者が発表されます。

  1. 第1回褒賞
    本博覧会のテーマである「自然の叡智」の具現化に向けた公式参加パビリオンの外観、内装および展示内容などが評価されます。
  2. 第2回褒賞
    「自然の叡智」のテーマに基づき、自然保護、生物多様性、文化多様性、相互理解、国際交流の促進など、今日のグローバルな問題を解決するため、世界に向けて発信している公式参加者のメッセージが評価されます。

d) スケジュール(予定)

  1. 第1回審査委員会 5月22日(日)~26日(木)
    ※なお、審査委員会は非公開で行われます。審査結果については5月26日(木)に発表される予定です。
  2. 第2回審査委員会 9月上旬
  3. 表彰式 愛・地球博会期末

以上