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愛・地球博におけるオオタカ餌場環境の整備のための森林施業計画の策定について

(財)2005年日本国際博覧会協会は、愛・地球博の会場である青少年公園地区外の森林に生息するオオタカの餌場環境を整備するため、「国際博会場関連オオタカ調査検討会」の指導・助言を得て、この程森林施業の計画を策定しましたのでお知らせします。

この計画は、愛・地球博開催に伴う工事等により、青少年公園地区外の森林に生息するオオタカが利用している餌場の一部が減少する可能性があることから、新たにオオタカの餌場を確保するため、博覧会会場外の、現状ではオオタカの餌鳥類などの生物の利用性の低い森林の手入れを行うものです。

本計画の主な内容は以下のとおりです( 詳細はこちらへ )。

1. 実施区域
博覧会会場外の3エリア合計約14 ha

2. 施業方法

  • 除間伐を行うことにより、オオタカの餌鳥類などが生息できるような空間やオオタカにとっても狩場利用しやすい空間の整備を行う。
  • 樹木の枝を切り落とすことにより、小中型の鳥類やオオタカにとっても森林内での移動がしやすい環境とともに、林内の光環境を改善することにより、多種多様な林床の植物の生育を促す。
  • 生い茂る低木や雑草を刈り払うことにより、多種多様な林床の植物の生育を促し、昆虫類をはじめとする動物が生息できる環境を整備し、小中型の鳥類やオオタカにとって餌場となりうるような環境を整備する。

3. 時期
初回施業は、本年内の着手・完了を予定しており、その後の下草刈等の維持管理は平成18年3月(会場撤去工事終了)まで年1回実施する予定。

以上