(財)2005年日本国際博覧会協会は、かねてより約7~8000年前に絶滅したとされるマンモスを、シベリアの凍土から発掘し、愛・地球博会場に展示することを検討してきた。本日、その事業化の推進母体となる「愛・地球博マンモス発掘・展示実行委員会」を発足、同プロジェクトの推進体制と今後のスケジュールなどを固め、8月上旬には発掘箇所を特定するための調査チームを編成し現地派遣することにした。
巨大な哺乳類であるマンモスは、氷河期に人類と共存していた生物で「地球の貴重な遺産」といえる。過去に各国の調査団によって数多くのマンモスが発掘されたが、未だ完全な姿を現した例がない。
冷凍マンモスを発掘し原型のまま展示できれば、来場者に感動を呼ぶことはもとより、今後の絶滅動物の研究、その復活へのプロセスなどに大きく貢献することになると考えている。
同プロジェクトの推進体制と今後のスケジュール、および調査チームの派遣計画は以下のとおり。
1. 推進体制 :
別添参照
2. 推進スケジュール:
別添参照
3. 調査チーム派遣計画 :
<第1次調査>2003年8月初旬から約1ヶ月間
<第2次調査>2003年9月初旬から約1ヶ月間
「ハタンガ」、「ヤクーツク」
(別添地図参照)
* 第1次調査の結果次第で、「マガダン」を候補に追加
松田 猛司:愛・地球博マンモス発掘・展示実施委員会委員
田口 成:同委員、是永 秀麿 同委員
* 第1次調査の調査状況により、第2次調査はメンバーを適宜追加予定
以上