中部電力株式会社を代表幹事として、9つの企業、団体(
別添1参照
)は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)の共同研究委託事業として、愛・地球博 長久手会場、及び中部臨空都市において、新エネルギーシステムの実証研究を行います。
この実証研究は、環境負荷削減や廃棄物処理コスト、エネルギーコストの削減などにより、愛・地球博のテーマ、「自然の叡智」やサブテーマの一つである「循環型社会」を具現化する取り組みであり、愛・地球博をきっかけにこの実証研究を全世界へと発信していきます。
このシステムは、自然変動電源である太陽光発電と、メタン発酵ガスや高温ガス化ガスを活用した燃料電池の複数の新エネルギーを組み合わせ、更に変動調整用電源となるNaS(ナトリウム硫黄)電池を加えて、これらを電力の需給バランスに応じて制御します(
別添2参照
)。こうした複数の新エネルギーを組み合わせ、それらを制御するシステムとしては世界初の試みとなります。
このシステムの導入により、グローバル・コモン5内の協会管理施設と長久手会場政府館の使用電力の約50%を賄う計画です。
また、博覧会終了後には、地域内における取り組みの継承として、中部国際空港近接部の中部臨空都市(常滑市)に移設し、継続して実証研究を行います。
なお、この実証研究は、新エネルギー・産業技術総合開発機構(NEDO)が平成15年3月に募集した「新エネルギー等地域集中実証研究」に9者合同で応募し、採択された共同研究委託事業であり、本日、NEDOからも発表されています。
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