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愛・地球博「バイオ・ラング(仮称)」事業の概要について 水と光と空気の循環を生み出す未来型の都市緑化空間を提案します

(財)2005年日本国際博覧会協会は、青少年公園地区のセンターゾーン内、グローバル・ハウスと愛・地球広場の間において、愛・地球博「バイオ・ラング」事業を展開します。

「バイオ・ラング」とは、生物を意味する「BIO」と肺の「LUNG」を組み合わせた言葉で、「生物の力による都市の肺機能」という意味が込められています。

地球温暖化やヒートアイランド現象などの問題が顕在化する中で、住む人にとって心地よい都市づくりを進めることは、これからますます重要な課題となってきます。「バイオ・ラング」は植物の力によって、二酸化炭素の吸収・酸素の供給、夏季の気温の低減など、都市生活環境の改善、環境負荷の軽減を図る提案・試みです。

これまでの建築物の壁面緑化は、つる性の植物による緑化が主体で、早期に緑のボリュームを得ることや、地面から離れた高い壁面の緑化が困難でした。

「バイオ・ラング」は、長さ150メートル、高さ12メートル以上にも及ぶ緑化壁でありますが、植物の生育基盤となる軽量土壌や灌水装置を埋め込んだ着脱自由なパネルユニット(1.5×1.5メートル程度)方式を採用することで、この巨大な壁を花と緑で埋め尽すことが可能となります。ここに駆使される先進的な緑化技術や規模は、世界でも最先端、最大規模の試みと言えます。

また、四季折々の植物で彩られる「バイオ・ラング」は未来型の都市緑化空間を提案するだけでなく、雨水や蓮池の浄化水を利用したミスト(霧)噴水により、清涼感をもたらし、夏の暑さを軽減します。

さらに、愛・地球博「バイオ・ラング」は2枚の緑化壁で構成されて、中が回廊となっており、緑化空間の散策を楽しんでいただけるとともに、大型映像装置を備えた蓮池上のステージと一体となって、愛・地球広場を訪れる人々に、美しさや賑わいの場を提供します。

<バイオ・ラングの施設概要>

1.事業名

愛・地球博「バイオ・ラング(仮称)」

2.場所

青少年公園地区 センターゾーン内、グローバル・ハウスと、愛・地球広場との間

3.大きさ

長さ約150m×高さ約12m×幅約8m

4.主な施設

・ バイオ・ラングスクリーン(緑の回廊を形成する二枚の大きな緑化壁、緑化パネル、高木用プランター等で構成)
・ ミスト噴水(植物の生育や会場演出のための霧の噴水)
・ 太陽光パネル(ミスト噴水等のための発電)

<バイオ・ラング事業への参加募集>

「バイオ・ラング」で開発する緑化技術は、都市の構造物はもちろんのこと、商店街や道路環境帯、河川、公園などにも幅広く応用できるものであり、環境問題に貢献する新しい産業としても大きな注目を集める可能性があります。

こうしたプロジェクトの発展の可能性を踏まえ、「バイオ・ラング」は、博覧会協会と民間企業等の多彩な共同体で、実現を目指していくものです。特に、緑化やバイオに関する最先端の技術を有する企業や、環境問題に熱心に取り組んでいる企業等の協賛を募集します。

なお、募集にあたっての説明会を下記のとおり実施します。

説明会

(1) 日時・場所
 【東京会場】平成15年5月23日(金)13:30~15:00
       虎ノ門パストラル ミモザの間(5階)
(東京都港区虎ノ門4-1-1)
 【名古屋会場】平成15年5月27日(火)15:30~17:00
        財団法人 2005年日本国際博覧会協会 7階会議室
        (名古屋市中村区名駅3-15-1名古屋ダイヤビルディング 2号館7階)

(2) 内容
・「バイオ・ラング(仮称)」事業について
・事業への協賛の募集について

(3) お問い合わせ先
(財)2005年日本国際博覧会協会 会場整備グループ 公園チーム
TEL.(052)569-2157

以上