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2005年日本国際博覧会(愛・地球博)に係る追跡調査報告について(その1)

(財)2005年日本国際博覧会協会は、環境影響評価の一環として、平成15年1月にご案内した追跡調査の手法等に従い、以下の3項目について予測・評価を行いましたので、その結果及び事業内容をご報告します。

(1) 青少年公園西ターミナル整備等に伴う環境影響調査
(2) 八草ターミナル整備に伴う環境影響調査
(3) 汚水送水管布設に伴う環境影響調査

主な調査結果は下記のとおりです。 概要は こちら PDF (PDFファイル・1.76MB)。

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大気質、騒音、振動、光害、植物、動物などの環境要素について、(1)(2)については、工事、存在、供用による影響を、(3)については工事による影響を調査したところ、以下の環境保全措置を講ずることにより、環境への影響は回避又は低減が図られるものと評価した。
また、バックグラウンド濃度に伴うものなど一部を除いて、国等の環境保全施策との整合性も図られていた。
さらに、今回選定しなかった項目についても、環境影響評価書に記載した「回避又は低減の方針」を徹底することにより、本整備工事による環境影響の回避又は低減に努めていくこととする。

  • 工事による影響

工事機械の適正配置や資機材等の搬出入の分散化を図り、工事関係者の時差通勤による集中回避等を引き続き検討することにより、環境への影響は低減が図られるものと評価した。

  • 存在による影響

注目すべき動植物種の生息地等(現地調査では確認されず。)への影響に関しては、直接改変を回避することにより環境保全が図られるものと評価した。

  • 供用による影響

乗用車の会場への直接来場を制限すること、シャトルバスについては低公害車を導入すること、会期中及び1日における入場者数の平準化を誘導する方策を研究することなどにより、環境への影響は低減が図られるものと評価した。
また、ターミナルの照明、歩道の照明についても、照明器具の適正設定、適切な遮光フードの採用、ライトアップ時間の調整や減光対策等により、環境への影響は低減が図られるものと評価した。また、状況によって、暖色系の光の採用も検討することとした。

なお、今回公表したもの以外の追跡調査項目(5項目)については、順次、計画の熟度が高まり次第、予測・評価を行ってまいります。

※この報告書の全文及び内容等に関するお問い合わせは、下記まで。
(財)2005年日本国際博覧会協会 環境グループ 
電話(052)569-2154 

以上