サイト内検索

環境に優しい素材・生分解性プラスチックを導入します

―第1弾として環境影響調査員の腕章に使用―

(財)2005年日本国際博覧会協会は、愛・地球博の事業推進にあたり、環境アセスの実施はもとより、3R(リデュース、リユース、リサイクル)の実践や新しい環境技術の導入をはじめ、様々な環境配慮への取り組みを進めています。
 その取り組みの一環として、環境にやさしい素材である生分解性プラスチックの導入を検討しているところです。この度、その第1弾として、環境影響調査員の腕章の素材に使用することにしました。

 生分解性プラスチックは、従来のプラスチックとは異なり、植物由来の材料(とうもろこし等を原料とするポリ乳酸、でんぷん)に多くが依存していること、また、短期間に土壌中で分解する特徴(自然界の微生物により、水と二酸化炭素に分解)などから、廃棄物削減や脱石油社会の実現に向けた有効な素材であると考えられています。
 政府においても、昨年12月に小泉首相に提出されたバイオテクノロジー戦略大綱及び同月に閣議決定されたバイオマス・ニッポン総合戦略の中で、愛・地球博において積極的な導入を図ることが盛り込まれています。
博覧会協会では、今後、公式オリジナル商品などへの活用をはじめ、各参加者への使用協力を推奨するなど、さらに積極的に生分解性プラスチックの活用を図っていくこととしております。
 なお、今回制作する腕章は、環境影響調査を行う際、調査区域に立ち入る際の身分証としての役割の他、近隣住民のみなさんに対して、調査員であることを明らかにするために調査員が着用するもので、腕章の仕様は次のとおりです。

<今回制作する腕章の仕様>

素 材: 原料にとうもろこし等を主体としたでんぷんと、脂肪族ポリエステルを使った生分解性プラスチック
サイズ: 9cm×36cm
デザイン:モリゾーとキッコロをあしらったデザイン
※インクにも環境に配慮した大豆インクを使用します。

以上