(財)2005年日本国際博覧会協会(以下、博覧会協会)とトヨタ自動車(株)(以下、トヨタ)は、2005年日本国際博覧会(以下、愛・地球博)における、長久手会場内の新交通システムとして導入するIMTS(Intelligent Multimode Transit System)の会場内での試験走行を、本日より開始した。
このIMTSは、トヨタが技術協力参加として車両とシステムを開発・出展し、博覧会協会主体で会場内専用道(IMTS愛・地球博線)の整備と運行管理を行うもの。今後、実走行に向けて国の検査等の諸手続きを経ていくこととなるが、この程、車両および専用道の準備が整ったため、博覧会協会への車両納入を前に、トヨタは、車両を長久手会場に搬入して試験走行を開始した。なお、試験走行では「隊列自動走行と単独マニュアル走行の間の分岐・合流」などのテストを行う。
このシステムは、最新のITS(Intelligent Transport Systems)技術を用いて、専用道は無人で自動運転・隊列走行、一般道は通常のバス同様にマニュアルで単独走行を行う新交通システムとして、鉄道などの軌道系交通システムの定時性・高速性・輸送力と、路線バスの経済性・柔軟性を併せ持っている。また、乗客にとっては乗り換え不要という利便性がある。(
詳細は別添参照
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記
発芽からイメージした、乗客を優しく包み込む先進フォルムと、曲面的なグラスキャビンによるパノラミックな視界。
専用道では無人自動運転隊列走行し(先頭車両には添乗員が乗車)、一般道(会場内管理用道路)へは最後尾の車両が自動分岐した後、有人マニュアル運転を実施。
クリーンなCNG(圧縮天然ガス)エンジンを採用。
<自動運転区間>IMTS専用道走行
北ゲート駅~西ゲート駅~EXPOドーム駅 片道約1.6km
<マニュアル運転区間> 会場内管理用道路走行
西ゲート駅~(モリゾー・キッコロ)メッセ前バス停 片道約0.8km
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路線図はこちら
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全13両 (全4編成、2~3両/編成で運行)
最高速度 約30km/h、平均速度 約20km/h
約10分(自動運転区間の片道最短)
<自動運転区間> 10分間隔(6本運行/時間)
<マニュアル運転区間> 40分間隔(1 ̄2本運行/時間)
<自動運転区間(往復)>18,400人/日
<マニュアル運転区間(往復)>1,500人/日
(財)2005年日本国際博覧会協会
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