平成16年11月19日
(財)2005年日本国際博覧会協会
平成16年11月17日から18日にかけて、ロシア連邦サハ共和国(ヤクーチャ)ヤクーツク市の、サハ共和国科学アカデミーの会議場において、シンポジウム「ユカギルマンモス:学術研究の第一段階の成果
ミハイローバ サハ共和国副首相、ストラシコ 2005年国際博覧会ロシア政府代表、2005年日本国際博覧会協会中村利雄事務総長、ユカギルマンモス学術研究委員会のG. V.トルスティフ委員長(サハ共和国教育科学大臣)、A.ティホノフ副委員長(ロシア)、鈴木直樹副委員長(日本)をはじめ、D.D.サビノフ(サハ)、P.A.ラザレフ(サハ)、G.G.ボイスコロフ(サハ)、B. ビュイグ(フランス)、D.モル(オランダ)、B. ヴァン・ヘール(オランダ)、L. エーゲンブロード(アメリカ)、D.フィッシャー(アメリカ)、J.ショシャニ(エリトリア)など、ロシア国内外の多数の研究者が参加し、総勢約100名。
約18,000年前
骨や体毛などに含まれる放射性炭素を利用した年代測定法による。
牙の大きさや曲がり方から、 成熟した個体(“大人”) と判断されるが、具体的な年齢推定は40~45歳と推定される。
頭の大きさや牙の曲がり方から、 おそらくオス
約2.8m
発見された左前肢の各部位の長さの合計、あるいは既存研究のアジアゾウの前肢の円周と肩の高さの関係の計算式を適用することにより、推定。
約4~5t
ほぼ同じ肩の高さを持つアジアゾウのオスは5t近い重量を持つ。
一方、上腕骨の長さからマンモスの重量を求める既存研究の計算式によると約4~5t。
正面
荷作り
横顔
このほか、ロシア、日本、ヨーロッパ、アメリカの研究者により約20編の発表があり、ユカギルマンモス自体やユカギルマンモスが産出した堆積層から得られた試料を用いた、花粉や胞子の分析、土壌学や微生物学の研究などが実施されている。