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愛・地球博がオーストリア一色に そして“オーストリアン・センセーション”もクライマックスに

200万都市名古屋近郊で開催されている愛・地球博は、今日一日オーストリア一色に彩られました。EXPOドームでは、オーストリアと日本の政治、経済、文化学術界を代表する来賓をお招きしオーストリア・ナショナルデーの華やかな幕開けとなる公式式典が行なわれました。

マルティン・バルテンシュタイン経済労働大臣は、オーストリア政府を代表しドームでの式典に参加した3000人以上の招待客を前に挨拶をし、文化交流の場としての愛・地球博の重要性と愛・地球博参加の目的である墺日両国間の継続的な経済関係の強化を強調しました。

また、EXPOドームでの式典では、今年度のエネルギー・グローブ賞も授与されました。ライトル・オーストリア連邦産業院総裁は、〝環境、省エネ、持続可能性への取り組みを紹介する愛・地球博は、エネルギー・グローブ賞の考えと完全に一致します。1999年にオーストリアで設置されたエネルギー・グローブ賞は、環境技術分野における顕著な功績に対して与えられる極めて重要な賞の一つだからです。〟と、授与式で挨拶しました。

EXPOドームでは、式典に続き世界的に有名なウィーン少年合唱団によるコンサートが開催されました。オーストリアの音楽大使・ウィーン少年合唱団は、長年に亘り熱狂的な人気を誇る大スターで、我が国にとって極めて重要なマーケットである日本で観光国オーストリアの知名度向上に大きく貢献しています。

毎日世界中から6000人以上の来場者がオーストリア・パビリオンに来館

EXPOドームでの式典の後、オーストリアEXPOプロジェクト責任者のロベルト・プンケンホーファーが、オーストリア・パビリオンに両国の招待客をお迎えし歓迎の挨拶を行ないました。オーストリアは、展示面積650㎡のパビリオンでテーマである〝生活の技〟を革新的な方法で紹介しています。両国の 招待客はパビリオン見学の際に数多くの〝オーストリアン・センセーション〟に出会い、驚きました。3月25日の開幕以来すでに20万人あまりの来場者が訪れているオーストリア・パビリオンは、120の外国政府館の中で最も成功したパビリオンの一つに数えられています。

愛・地球博はオーストリア経済を紹介する世界の舞台

多彩な文化イベントとならび、環境技術、バイオテクノロジー、エンジニアリングウッド、医療技術など未来のテーマによる数多くの経済プログラムが、東京のオーストリア大使館商務部が主体となって開催されます。オーストリアの卓越した製品や技術に対するニーズの大きさは、現在着々と準備が進むバイオマス・シンポジウムが立証しています。同シンポジウムにはすでに400人を超える日本企業の方々から参加のお申し込みをいただいています。バイオマスや環境等をはじめとする未来のテーマはオーストリアの愛・地球博参加の中核テーマであるだけでなく、オーストリア連邦産業院が進める国際化攻勢においても極めて重要な位置を占めています。今年は同テーマによるイベントを世界中で54以上計画しており、2006年もさらにこれを推し進める予定です。

記録更新を続ける対日輸出

オーストリアは、愛・地球博をオーストリア経済が生み出す優れた製品と技術を世界に紹介する場として活用しています。すでに現在、日本は(米国、中国に次ぎ)三番目に重要な欧州域外の貿易相手国となっています。対日輸出額は、2004年にはじめて10億ユーロの大台を超えました。オーストリアは、愛・地球博への参加出展を通じ対日輸出額を2007年までに50パーセント増の15億ユーロに拡大することを目指しています。

オーストリアの愛・地球博参加に関する情報と画像は www.expo2005.or.at でご覧いただけます。