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万博ドイツ・ナショナルデーはクラシックとカーニバル

愛・地球博ドイツ・ナショナルデーは、クラシック音楽とカーニバルで皆様をお迎えいたします。
2005年4月13日、シュレースヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭祝祭管弦楽団の合唱アカデミーとケルンの「ローテ・フンケン(赤い火花の意)」が日本の皆様に2つの趣の異なったドイツを代表する文化を披露します。両グループはフランス人の歌手でありピアニストでもあるミシェル・エルモンとともに、ドイツ・ナショナルデー公式行事の午前中の式典に出演します。同式典には、ドイツ連邦共和国からウォルフガング・クレメント経済労働大臣が参列します。

式典は、午前11時30分から万博会場内、グローバル・コモン4のエキスポ・ドームで行われます。午後は万博会場の視察を行ない、夜は経財相・ドイツ連邦共和国主催のレセプションが犬山市の明治村内で開催されます。この夜の催し物には、合唱団、ローテ・フンケンが再び登場するともに、ドイツ・パビリオンの姉妹都市である豊橋市、犬山市の両市長およびケルン市長が臨席します。

ローテ・フンケンによるカラフルな踊り

ローテ・フンケンは、19世紀はじめから存在しており、ケルンのカーニバルでも最古のグループです。カーニバルは、キリスト教徒にとってイースターの前に40日間の断食に入る前のお祭りで、ドイツ人が思い切り陽気になる季節でもあります。ケルンのカーニバルは、ローゼンモンタークのパレードが有名で、今年も150万人が訪れローテ・フンケンなど独特の衣装をまとった集団が中心的な役割を果たしました。カーニバルでは、昔から無礼講が許されています。これらは、日本でもカーニバル集団の踊りによって披露されることでしょう。当時の軍服を派手な色使いで皮肉った姿は、ケルンでも地元市民や観光客をとりわけ魅了しています。また同時に、200年余りにわたってローテ・フンケンが継承してきたものはドイツ独特の伝統にもなっています。

珠玉の歌声

シュレースヴィヒ・ホルシュタイン音楽祭祝祭管弦楽団合唱アカデミーによる超一流の歌声を、ドイツ・ナショナルデーにお越しの皆様にご堪能いただきます。毎年夏にドイツで開催される同音楽祭で、合唱アカデミーは次世代の歌手育成にも力を入れており、将来を嘱望される若い歌手たちが世界的な指揮者の下でいろいろなプロジェクトに参加しています。同合唱団は、音楽祭総監督のロルフ・ベックとともに「日本におけるドイツ年」のコンサート・ツアーで盛岡、仙台、東京、大阪、和泉を訪れます。ドイツ・ナショナルデーでは、主にヨハネス・ブラームスの作品集をとりあげ、ドイツ民謡から「目覚めよ」、「静かな夜に」、また、フリードリッヒ・ジルヒャー作「ローレライ」、フランツ・シューベルト作「菩提樹」をアカペラ混声合唱で披露します。

フランス人歌手のミシェル・エルモンが、ドイツ・ナショナルデーで伝統的なフランスのシャンソンを披露するのは、エキスポで合同パビリオンを設置し、政治・経済で緊密な関係をアピールしているドイツ、フランス両国の共同事業の一環です。