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スペイン パビリオン 閉幕へ向けて

2005年9月24日
2005年愛知万博 スペイン パビリオン


~6ヶ月間で来館人数390万人~


平素は格別のご高配を賜り、厚く御礼申し上げます。

愛知万博スペイン パビリオンは、3月25日より6ヶ月の間「人生のわざと知恵を分かち合う(Sharing the Art of Life)」のテーマのもと、スペイン独自のクオリティ・オブ・ライフ、豊かで多様な文化や料理などスペインの姿を紹介して参りました。お陰さまで愛知万博開催期間中、390万人もの来場者を迎えることが出来ました。


スペイン パビリオン内プラザでは、スペインの多様性を紹介するために、スペインを構成する17の自治州を万博会期中一週間ずつ特集し、期間中、245の演奏、ダンス、展示、約200ものテイスティング等、パビリオン全館を使って、その地方の文化を紹介しました。

またスペイン パビリオンは万博会場においてもまた日本各地でも、日本の皆様にスペインの世界を経験し、楽しんでいただけるよう、「spain in japan (スペインの世界を日本で)」のコンセプトのもと、多数の芸術系展覧会、ダンス、コンサートなど各種イベントを展開して参りました。特に芸術系の展覧会では、現代アートや陶芸、建築、ファッションをはじめ様々な視点から、スペインを代表する芸術家の作品や現在のライフスタイル、スペイン文化が世界に与えた影響などを紹介し、6万人の来場者を迎えることができました。日本各地で44のコンサートやパフォーマンスも実施し、総勢7万5千人の皆さんにご来場頂きました。


愛知万博開催に合わせ、16世紀に人類史上初めて世界一周を成し遂げたスペインの船「ビクトリア号」が復元され、2004年10月12日(火)、日本の万博に向けてセビリアを出航。大西洋、太平洋を越え、2005年4月29日に日本(東京港)に到着しました。万博開催中は東京港、名古屋港、大阪港に停泊し、7万2千人もの来場者を迎えることができました。いよいよ9月29日(木)大阪港を出港し次回2010年万博の開催地である上海、香港、シンガポールなどアジア各地を訪問し、2006年春にスペインに帰港します。

※天候により出港日が前後することがございます。予めご了承ください。


閉幕にあたり、 9月24日(土) 博覧会国際事務局(BIE)のスペシャルデー式典に参加し、2008年サラゴサ万博を代表するイベント「 ZH2O Dreams of Water 」を行います。また25日(日)の閉幕式典には、2008年サラゴサ万博代表が出席します。

このようにスペイン パビリオンが日本において数々の催しを成功に導くことができましたのも、皆様の惜しみないご協力があってこそと、スタッフ一同、心より感謝致しており、ここに御礼申し上げます。

以上


2005年愛知万博スペイン パビリオンについて

スペイン パビリオンは、愛知万博長久手会場のグローバル・コモン3に位置し、建物のデザインはスペイン人建築家アレハンドロ・サエラ・ポロが担当しました。その外壁にはスペインでよく見られる伝統的建築工法「セロシア(格子窓)」を採用しています。全体の構造は大聖堂がイメージされており、プラザと呼ばれる中央スペースでは16のスクリーンを設置したオーディオビジュアルを使って、日本の俳優松田龍平さんとスペインの女優マリア・ブエノさんがスペインの自然、文化、遺産を紹介する映像が映し出されます。また館内はプラザを中心に、礼拝堂を見立てた5つの展示スペースが設けられています。展示スペース『イノベーション』では火星の生命起源を研究するスペインの最先端機関である宇宙生命学センターが紹介され、火星の探索のために2016年に火星に送られる予定の「PTinto (ペティント)」というロボットのレプリカが来場者を迎えます。『実り豊かな大地』ではハビエル・マリスカル (Javier Mariscal) 氏による彫刻を展示し、スペインの農牧産業における躍進について、『ドン・キホーテの世界』では2005年に400周年を迎える世界的に有名なスペインの文学作品の世界について、『現代のヒーローたち』ではスペインのスポーツ選手の栄光について、『フィエスタ』では総合的かつ興味深い視点でスペインの代表的な祭りについて紹介します。
スペインにとって愛知万博への出展は、アジアで開催される万博への初めての参加であり、日本との関係を強める上で、重要な役割を果たします。詳細につきましては、[ http://www.expoaichi2005.com ]、iモードでは[ www.expoaichispain.jp ]をご参照ください。

この情報はメディア向けに広報資料として発信時現在の情報を配信しておりますので、内容について変更や中止になる場合がございますが、あらかじめご了承ください。