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愛知県ウィーク・パート2の催事
「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」のご案内

平成17年9月9日(金)
愛知県国際博推進局参加出展課
長久手愛知県館室


 愛知県ウィーク・パート2のうち、9月18日(日)・19日(月・祝)にEXPOホールにおきまして、東海テレビ放送と共催で、「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」を開催することにしております。
 150年の眠りから覚めた、田中久重作・幻の“文字書き人形”初の公開実演をはじめ、世界のからくり作品が愛・地球博の会場に大集合します。


名  称「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」
と  き・平成17年9月18日(日)
 世界からくりコンテスト最終審査&文字書き人形の公開実演
 14時00分~18時30分
・平成17年9月19日(月・祝)
 コンテスト入賞作品の実演&文字書き人形の公開実演
 (1)12時00分~13時30分
 (2)16時00分~17時30分
ところ愛知万博長久手会場内EXPOホール

~田中久重作・「文字書き人形」~について
150年の眠りから覚めた“幻のからくり人形”が 愛知万博でよみがえります

 “からくり儀右衛門”こと田中久重のからくり「文字書き人形」は、江戸時代末期、久重が大阪、京都で活躍した時期(1840~1850)の頃に製作されたとされ、その後幕末の頃に米国の蒐集家の手に渡ったと推定されています。しかし、米国に渡った経緯や、その後の行方は謎のまま、専門家の間では“幻のからくり”とされていました。
 ところが、大阪のからくり研究家で、科学技術史資料研究所代表の東野進氏がその所在を確認、昨年11月、空白の150年(推定)を経て故郷、日本へ里帰りを果たしました。
 この文字書き人形は、幅・奥行きおよそ50cm、高さ30cm程の台座に乗った人形が、右手に持った筆で、正面の板に貼られた紙に、ゼンマイを動力に自動的に文字を書くからくり人形です。台座の中に仕組まれたカムの種類や仕掛けなどから、複数の文字を書くのではないかと考えられています。
 「万年時計」(注1)「弓曳童子」(注2)など、田中久重の最高傑作とされる作品に優るとも劣らぬ最高水準のからくりで、“江戸時代の科学技術の評価を変える”と鑑定する機関もあるほどです。
 この文字書き人形は、9月18日、19日に開催される愛知万博、愛知県ウイーク・パート2「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」の会場で“本邦初の公開実演”されることになっています。
(注1)1851年に完成した国産不定時法式機械時計(和時計)の傑作。
(注2)田中久重が技術の全てを傾注して製作した からくりの最高傑作。
    数本の矢を人間のように連続的に放つ仕組み。


~世界からくりコンテストについて~

 独創的な発想と創造、遊び心などから生まれたアイデアと技術(しくみ、しかけ)を組み合わせ、その動きが、見る人に共感を与えたり、喜ばせたり、驚かせたり、笑わせたり、楽しませる、「からくり作品」を世界から募集。

募集結果

参加国 13カ国
応募総数 642件
詳細は下記の通り
 男性430件、女性212件
 クラシカル部門412件、モダン部門230件

注)クラシカル部門・・・・しくみやしかけを動かす動力源として、人力または自然の力、自然の産物を利用(加工)したからくり
例)風、水、光、石、砂、鉄・銅等の金属、ゴム、ゼンマイ 他

  モダン部門・・・・・・しくみやしかけを動かす動力源として、電気を使用し、コンピュータで制御(電子制御)したからくり