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愛・地球博公式サイトに7つの言語の読み上げ機能 -高齢者や視力の弱い方、世界からの訪問者のホームページ閲覧を支援-

2005年3月22日

財団法人2005年日本国際博覧会協会
財団法人ソーシャルサービス協会
日本アイ・ビー・エム株式会社

2005年日本国際博覧会協会(会長:豊田章一郎)、ソーシャルサービス協会(理事長:坂田晋作)および日本IBM(社長:大歳卓麻)は、2005年日本国際博覧会(愛・地球博)のホームページにおいて、パソコン初心者や高齢者、視力の弱い方などが、容易にホームページを閲覧できるようにするインターネット支援ソリューション「らくらくウェブ散策(R)」を採用し、日・英・仏・中(繁体字、簡体字)・韓・西の7つの言語の読み上げ機能を提供することを発表しました。当ソリューションによる7つの言語の読み上げ機能が提供されるのは世界で初めてで、3月23日から機能提供を開始いたします。

愛・地球博では、世界中からの訪問者に対応して、日本語、英語、フランス語、中国語(繁体字、簡体字)、韓国語、スペイン語の合わせて7つの言語のホームページを開設しており、日本語を除く6つの言語については、日本IBMがグローバルなウェブサイトの運営に関する経験とノウハウを基に制作・運用しています。情報の入手先としてのインターネットの重要性が拡大し、利用者が多様化していることから、より快適にホームページを閲覧して頂くために「博覧会でのおもてなし」として、日本IBMの「らくらくウェブ散策」を採用しました。導入に際しては、情報格差を縮めることを目的に、ホームページバリアフリー専門団体であるソーシャルサービス協会東海事業所と共同で行いました。

「らくらくウェブ散策」を採用したことにより、愛・地球博公式サイトの利用者は、音声読み上げ、文字拡大、配色変更の機能を利用することができます。最初に公式サイトにアクセスした際に、説明ページを通じて必要なソフトを簡単な操作でダウンロードできます。その後は、画面上の目的の箇所にマウスのポインターを合わせるだけで、自動的に文字が拡大表示され、読み上げが始まります。読み上げの速さは調整可能で、さらに色覚障害がある人や白内障の方でも見やすいように背景や文字の配色変更も可能です。これらの機能により、愛・地球博に来たくても、高齢者や障害のある方など、いろいろな理由で来られない日本中、世界中の方が少しでも万博を身近に体感いただく、また多くの来場者に公式サイトの情報を活用いただければと協会では考えています。

これらの機能は次のページから利用可能です。


らくらくウェブ散策は、「デジタル・ディバイド解消」のためのソリューションとして、2002年に日本IBMの東京基礎研究所のアクセシビリティ・センターが開発したインターネット閲覧支援ツールです。主な機能・特長は、次のとおりです。

  • Webページの読みたいところにマウスを動かすだけで、文字が別枠(文字拡大まど)に拡大され、合成音声で読み上げます。
  • 閲覧している画面の文字サイズや、文字・背景の配色も変更できます。色覚障害のある方や白内障の方でも読みやすいパターンを用意しています。
  • Webの操作や、文字・音声の設定、印刷など必要最低限の機能を、大きなボタンで分かり易く表示・配置しています。
  • Webの閲覧者は、対象となるWebで、らくらくウェブ散策の起動リンクをクリックするだけで、利用することができます。

以上


IBM、らくらくウェブ散策はIBM Corporationの商標。

「らくらくウェブ散策」の詳細につきましては、インターネット「バリアフリーの扉」( http://www.ibm.com/jp/accessibility/ )をご参照ください。

外国語サイトを利用する際は、フォントの導入等を行い、各国の文字を表示できる環境が必要です。