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愛知万博でムーミン誕生60周年を祝う

EXPO 2005北欧共同館ニュース
2005年8月10日


ムーミン一家と仲間たちが、9日と10日の2日間、愛知万博にやってきました。改めて紹介するまでもなく、ムーミンたちが姿を現しただけで、「ムーミン、ムーミン!」という声があちこちから響き、熱心な子供たちだけでなく大人たちまでも、皆に愛されてきたフィンランドのトロールをもっと良く見ようと集まりました。

今回ムーミン一家は、ムーミン誕生60周年に寄せて万博を訪れました。これは2005年秋に予定されている誕生イベントの一環で、ムーミン一家は特別に愛知万博を訪れ、万博会場では8月9日を「ムーミンの日」として祝いました。ムーミンたちは10日も万博で忙しいスケジュールをこなしました(北欧共同館のホームページをご参照ください)。

「ムーミンの日」は今年の60周年公式記念行事のオープニングです。8月9日が特に選ばれたのは、ムーミン物語の作者であり、ユニークなキャラクターを描いたムーミンの生みの親、トーヴェ・ヤンソン教授の誕生日だからです。「ムーミンの仲間たち協会」が紹介するムーミンたちには、タンペレ市立美術館の館長であるヤンネ・シレン・ガレン・カレラ博士が同行して来ました。「タンペレ市立美術館にとって、愛知万博はトーヴェ・ヤンソンの幅広い芸術を日本のファンの皆さんに紹介する素晴らしい機会を与えてくれました」とシレン博士は述べました。

ムーミン一家は万博会場に何度も登場しましたが、愛・地球広場で開催された9日のプログラムが、間違いなく万博訪問のハイライトでした。2時間にわたるプログラムでは、ムーミン一家と仲間たちによるミュージカルが上演されたほか、広場にある幅20メートルのハイビジョン・スクリーンに、トーヴェ・ヤンソン氏による素晴らしいムーミンの原画が映し出されました。万博の公式統計によると、2時間のショーの間に約1,900人の観客が広場を訪れました。

また、北欧共同館の「ムーミン郵便局」も大成功を収めました。9日と10日、来館者はオリジナルのムーミン・スタンプが押されたムーミン・ポストカードを、フィンランドから直接お友達やご家族に届けることができました。フィンランド郵便局から約5000枚のカードが贈られましたが、予想通り、パビリオンの閉館時間のはるか前に全てなくなってしまいました。

北欧では誰もがムーミン一家を知っているのですが、北欧共同館のスタッフは、ムーミン一家が日本の来場者にいかに人気があるか目の当たりにして、大変驚きました。来場者の多くは、キャラクター1人1人の名前まで知っているようでした。ムーミンに会うため特別に万博に来たというイワセ・サトミさん(53才女性)は、「昨日ムーミンをテレビで見て、万博に行こうと決めました。私は10歳の時にテレビでムーミンを見始め、ムーミンのファンになりました。ムーミン一家は本当にかわいらしく、物語もとても魅力的です。運良くムーミン・ポストカードをもらえたので、同じくムーミン・ファンの友人に送りたいと思います」と語ってくれました。

オキノさん(43才男性)は、ムーミン一家にじかに会うため、二人の子供を連れてはるばる岡山からやって来ました。「ムーミンの日のことを聞いたので、新幹線に2時間乗ってムーミンたちに会いに来ました。私は子供の頃、テレビでムーミンを見ていたのですが、今は私の子供たちがその番組を見ています。」

日本の8月は夏休みシーズン真っ盛りなので、今週の万博は大賑わいでした。9日の万博来場者数は127,443人で、おそらく今日も同じ位でしょう。言うまでもなく、ムーミンたちが万博を訪問している間、北欧共同館も大忙しでした。日本のメディアもムーミンのイベントに大きな関心を寄せ、魅力的なムーミン一家やフィンランドについて、日本でさらに紹介されました。

2005年8月のムーミン一家の日本への旅は、タンペレ市、タンペレ市立美術館、ムーミンの仲間たち協会、およびフィンランド青年会議所によって実現しました。

今日、北欧共同館は150万人目の来館者をお迎えしました。この幸運な当選者には、パビリオン・ショップのフィンランド製ムーミン・グッズが入ったギフトバッグが、ムーミン本人から直接手渡されました。幸運なお客様はコバヤシ マサフミさんで、万博には3度目の来場でした。


ムーミン谷博物館の情報サイト:
www.tampere.fi/muumi/
www.tampere.fi/muumi/japanise/ (日本語)

ムーミン・プログラム及び最新の写真は、北欧共同館のホームページでご覧になれます: www.nordicatexpo2005.org

この情報はメディア向けに広報資料として発信時現在の情報を配信しておりますので、内容について変更や中止になる場合がございますが、あらかじめご了承ください。