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中央アジア共同館 グレートシルクロード ニュースレリース第6号

中央アジア共同館“ウズベキスタン展示エリア・美術工芸品コーナーにて、ウズベキスタンの技能者による伝統工芸 細密画の実演が行なわれています。


『ケータイを細密画で飾ります。』

 携帯電話に描かれる細密画はウズベキスタンに古くから伝わる(一説には2000年前)伝統工芸でインド、中国からの技術を取り入れたまさにシルクロードに生まれた芸術である。植物をモチーフにした絵柄やキャラバンの風景、文学作品の一場面などを皮、古紙、またパピルスで作られる小箱に天然素材の絵の具で描く。
 歴史的には、ウズベキスタンがイスラム国家に支配されていた時代、生物を描くことが禁じられ、図柄化した花模様を描くことのみが許されていたこともあり、発展は限られたものであった。
 1960年代になって技術の見直しが始まり、ソ連邦崩壊後ウズベキスタン独立とともに、本格的な復興が始まる。現在来日中の職人はその第一期生ともいえる。この15年余りで国家の伝統工芸奨励策もあり、技術を学ぶ者がぞくぞくと現れている。デザインはさらに創作的になり、同国ではまさに現在発展中である。
 尚、ケータイに描くというのは同国内でもまだ取り組まれておらず、今のところ、ここEXPO中央アジア共同館においてのみである。

 現在来日中のシャリムさん、カモルさん、ムザファルさんは、タシケントで生まれカマリジン・ベフゾット芸術大学を卒業,世界で開かれる国際見本市にウズベキスタンを代表して作品を出品している第一人者です。
 最初は、細密画を古紙に描いて実演していました。日本の展示説明アテンダントとして働いている私は、この素晴らしい細密画を私の身近なものにペイントして欲しいと思い、ケータイに描いてもらいました。次第に周りのお客様からも万博記念にやってもらいたいとの声が出てきたのです。パビリオン内は、ウズベキスタン細密画ブームが起きています。多くのお客様が愛用のケータイにウズベキスタンの芸術作品が残ることに大満足しています。万博記念にぜひウズベキスタンコーナーを訪れ、体験してみてください。尚職人さんは1ヶ月で交代します。

ウズベキスタン細密画実演コーナーにて、2,000円でご案内しています。

  • 1台に約20分、一人の職人ができるペイントは1日15台で、10~20時で受け付けております。
  • 希望者が多く、お待ちになることがあります。
  • イメージサンプルが展示してあります。お好みのデザインをご指定ください。ただし、ディテイルはサンプルと異なることがあります。
  • 尚、休憩のため現場を離れている場合もあります。その場合はお近くのアテンダント等、係員にお尋ねください。

この情報はメディア向けに広報資料として発信時現在の情報を配信しておりますので、内容について変更や中止になる場合がございますが、あらかじめご了承ください。