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2005年日本国際博覧会(愛・地球博)政府出展事業 日本館イベント「にっぽん華座スペシャル催事」制作発表会を開催

2005年2月

自然の叡智をテーマとした新しい文化・文明の創造を目指して2005年3月25日~9月25日までの185日間にわたって開催する2005年日本国際博覧会(愛・地球博)。政府出展事業では、長久手日本館、瀬戸日本館、サイバー日本館( http://www.nippon-kan.jp )の3つのパビリオンを出展するとともに、会期中、長久手日本館前の日本広場において日本館イベントを開催いたします。
日本館イベント(仮称)のコンセプトは、“ジャパン・ムーブメント”。自然とともに生きて来た日本人が育んだ日本文化の原点を見つめ直し、その素晴らしさを未来につなげ、新たな胎動を興していきます。さまざまな日本の伝統芸能を、万博ならではのアレンジで展開することにより、日本文化を広く発信します。

日本館イベントのひとつである 『にっぽん華座スペシャル催事』 は、長久手日本館前 日本広場 特設会場「にっぽん華座」において、会期中、4つの演目を予定しており、伝統芸能の現代の担い手が、本邦初公開のオリジナルプログラムとして、その伝統芸能の「原点」を「今」につなげる新たな試みに挑戦します。
第1回は、歌舞伎俳優・尾上菊之助ほか踊手による「創生・歌舞伎をどり」(4/11,12)。
歌舞伎の原点である「をどり」のダイナミズムを、今、最も旬な歌舞伎俳優・尾上菊之助をはじめとした踊り手たちが、当時をしのぶ華麗な衣装で再現します。
第2回は、雅楽師・東儀秀樹ほかによる「天平樂」(5/30,31)。
日本の芸能の原点となった雅楽、舞楽。楽舞のニューリーダー・東儀秀樹が「天平楽」として1250年前の大仏開眼を祝う祭典を現代に華やかに蘇らせます。
第3回は、太鼓奏者・ヒダノ修一ほかによる「風流大打楽」(6/30,7/1)。
日本の芸能を代表するまでに成長を遂げた和太鼓。その源である太鼓踊りのエネルギーの交差を、現代最高峰の太鼓奏者・ヒダノ修一が壮大な和リズム空間としてプロデュース。  
第4回は、津軽三味線奏者・上妻宏光ほかによる「津軽三味線 乱・舞・奏」(7/21,22)。
津軽三味線全国大会連続優勝を誇る3人のアーティスト上妻宏光、木乃下真市、渋谷和夫が日本広場で夢の競演。日本の伝統と現代を結ぶ感動の旋律が広場全体を包みます。
 
本日は、スペシャル催事の出演者である、いま最も旬な歌舞伎俳優・尾上菊之助、楽舞のニューリーダー・東儀秀樹、現代最高峰の太鼓奏者・ヒダノ修一が出席。日本館イベントのコンセプトを体現したスペシャルデモンストレーションとして、ヒダノ修一、東儀秀樹によるパフォーマンスを行います。

(なお、『にっぽん華座スペシャル催事「津軽三味線 乱・舞・奏」(仮称)』出演の上妻宏光は都合により当日は参加いたしません)


2005年日本国際博覧会(愛・地球博)政府出展事業 日本館イベント『にっぽん華座スペシャル催事』制作発表 実施概要

発表内容

日本館イベント「にっぽん華座スペシャル催事」      

主催

経済産業省、財団法人2005年日本国際博覧会協会

実施日時

2005年2月15日(火) 午前11:00 ~ 12:00  

実施場所

ADK松竹スクエア1Fプラザ
〒104-8172 東京都中央区築地1-13-1
電話:03-3547-2920

登壇者

-経済産業省 大臣官房審議官(国際博覧会担当)宮本 武史値
-(財)2005年日本国際博覧会協会 政府出展本部長中村 薫
-制作代表 にっぽん華座制作ディレクター三隅吾一
-『にっぽん華座スペシャル催事』出演者・プロデューサー歌舞伎俳優:尾上菊之助
尾上流家元
日本舞踊家:尾上菊之丞
日本舞踏家:尾上青楓
日本舞踏家:尾上紫
       :笠井賢一

雅楽師:東儀秀樹

太鼓奏者:ヒダノ修一

プログラム

経済産業省挨拶、博覧会協会挨拶、日本館イベント概要紹介、出演者抱負、質疑応答、
日本館イベントのコンセプトを体現したスペシャルデモンストレーション
(出演:ヒダノ修一、東儀秀樹)

<日本館イベント>

日本館イベントは、日本広場に展開する特設ステージ「にっぽん華座」において『にっぽん華座スペシャル催事』のほか

  • 日本全国180団体以上の応募者の中から選ばれた伝統芸能の継承者が日本広場に集結。日ごろ磨いた技と心を披露する『日本伝統芸能十八撰』
  • 広場、街角から生まれてきた多くの日本の芸能、日本広場に楽しさと活気をもたらす街角パフォーマンスをにぎやかに展開する『にっぽん一芸』

の3本柱で実施いたします。

2005年日本国際博覧会(愛・地球博)政府出展事業 日本館イベント「にっぽん華座スペシャル催事」制作発表会 進行プログラム

11:00登壇者入場

司会者挨拶/登壇者紹介

主催者代表 挨拶
経済産業省 大臣官房審議官(国際博覧会担当) 宮本 武史
-日本館イベントについての概要説明(コンセプト、スケジュール、プログラム構成)

政府出展本部代表 挨拶
(財)2005年日本国際博覧会協会 政府出展本部長 中村 薫
11:20イベント概要紹介
「にっぽん華座」制作担当ディレクター 三隅 吾一
-スペシャル催事 概要説明(出演アーティスト、各演目内容について)
11:30出演者抱負
尾上 菊之助
東儀 秀樹
ヒダノ 修一
11:35質疑応答
11:40スペシャルデモンストレーション
-ヒダノ 修一、東儀 秀樹によるオリジナルパフォーマンス
11:50写真撮影
12:00終了

『にっぽん華座スペシャル催事』(仮称)出演者プロフィール

尾上 菊之助氏(おのえ きくのすけ)(「創生・歌舞伎をどり」(仮称)/歌舞伎俳優)

1977年生まれ
父は七代目尾上菊五郎、母は女優・寺島純子。
昭和59年、『絵本牛若丸』で初舞台、六代目尾根丑之助を襲名。平成4年、セビリア万博に出演。平成8年、『弁天娘女男白波』の弁天小僧、『鏡獅子』の弥生で五代目尾上菊之助を襲名。女形、立役ともに気品ある演技は、若手歌舞伎役者の中でも定評がある。
平成8年浅草演劇大賞新人賞受賞、平成10年関西・歌舞伎を愛する会演技賞受賞。
平成17年 第12回 読売演劇大賞 杉村春子賞受賞

東儀 秀樹氏(とうぎ ひでき)(「天平樂」(仮称)/雅楽師)

雅楽師
1959年東京生まれ
東儀家は、奈良時代から今日まで1300年間雅楽を世襲してきた楽家である。父の仕事の関係で幼少期を海外で過ごし、ロック、クラシック、ジャズ等あらゆるジャンルの音楽を吸収しながら成長した。高校卒業後宮内庁楽部に入る。楽部では篳篥(ひちりき)を主に、琵琶、鼓類、歌、舞、チェロを担当。宮中儀式や皇居において行われる雅楽演奏会などに出演するほか、海外での公演にも参加、日本の伝統文化の紹介と国際親善の役割の一翼を担ってきた。その一方で、ピアノやシンセサイザーとともに雅楽の持ち味を生かした独自の曲の創作にも情熱を傾ける。1986年デビューアルバム「東儀秀樹」で脚光を浴び、以降次々とアルバムをリリース。2000年「雅楽」でゴールドディスク賞。「TOGISM2」で日本レコード大賞企画賞を受賞。
2002年「TOGISM2002~I am with you」で第17回に日本レコード大賞に輝く。NHKスペシャル「宇宙・未知への大紀行」の音楽を全編担当。メルセデスベンツのCM曲、京セラ「CONTAX T3」CM出演・音楽、リプトン「ザ・ティー」CM出演などメディアでの活躍もめざましい。1999年にスタートした全国ツアーは毎年公演・動員数が増加。各地で完売が相次いでいる。また、ベルギー室内オーケストラとのオランダ公演、アメリカでボストンポップス定期公演、モスクワにての古典雅楽を含む公演は現地で高い評価を得る。2001年フランス親善大使を務めるなど活動の場を世界に広めている。2002年、蜷川幸雄演出の「オイディプス」で舞台の音楽を手がけ読売演劇大賞優秀スタッフ賞受賞。また、今年4月に公開された同監督の「青の炎」(主演・二ノ宮和也・松浦あや)で映画音楽を手がけるなど、各方面から高い評価を受けている。2003年6月にはモスクワ公演、11月には世界遺産であるアンコールワットにての公演を行い、絵本「光り降る音」(文・かんのゆうこ)では挿絵を担当。同作品のシングルCD「光り降る音」(笙)と「生きてきた僕たちへ」(歌)をリリースするなど、多才ぶりを発揮。2004年に出版された第2弾絵本「天つ風の音」でも挿絵を担当。夏には、中国から演奏家達を呼びユニット結成、関東圏中心にミニツアー「SUPER ASIA」が行われる。即日完売が相次いでいる。2001年ツアー「TOGISM2001」では全国30都市32公演を行い、40,000人を動員した。また、2000年9月、ベルギー室内オーケストラのオランダ公演に出演。2001年6月にはアメリカ・ボストンでボストン・ポップス定期公演に出演。2002年6月、蜷川幸雄演出の舞台「オイディプス王」の音楽を担当。7月には音舞台・法隆寺にてホセ・カレーラスとの共演を果たす。
また、10月には東大寺の大仏開眼1250年祭りにも出演。2002ベストドレッサー賞受賞。2003年新春公開の蜷川幸雄監督映画「青の炎」の音楽を手がけるなど、意欲的な活動を続ける。

ヒダノ 修一氏 (ひだの しゅういち)  ( 「風流大打楽」 (仮称) / 太鼓奏者 )

1969年生まれ
横浜出身。19歳より『佐渡國・鼓童』にて和太鼓の研修を受け、その後長唄囃子を故・藤舎せい子師に師事する。90年にソロ活動をスタートさせてから現在に至るまで、常に斬新でオリジナリティー溢れる音楽を追究し続けている。
その構築される全く新しい太鼓音楽スタイルと、追随を許さない超絶テクニックを駆使したエネルギッシュなライブ・パフォーマンスは、世界に発信する唯一の存在として国際的にも高く評価されており、まさに21世紀の和太鼓界をリードするソロ・プレイヤーとして、現在最も注目されている。
 現在、アメリカ、アジア、アフリカ、中近東、ヨーロッパなど世界各地の多数のアーティストとコラボレーションを行っており、その新しい感覚のコンサート・プロデュースに関しても高い評価を得ている。99年秋より、ハリウッド映画俳優養成学校の要請により、講師として半年間渡米する。今までに日本国内及び世界15カ国にて行ってきたコンサートは1100回以上を超えており、2001年5月にはドイツ国内4都市にて、93年ソウル公演に引き続き2度目のソロ・コンサートを大成功させた。
そして「サッカー・FIFAワールドカップ2002(日韓共催)」決勝戦オープニング セレモニーでは大太鼓ソロ演奏を行い、98年フランス大会閉会式での演奏に続き日本人初の2大会連続公式ファイナル出演を果たす。
またイギリス最大のドラム・フェスティバル「RHYTHM STICKS 2002(ヒダじんぼ)」や、「ドイツ・ハノーバー万国博覧会2000(ジャパンデー公式催事の音楽監督)」など多数の国際的イベントに出演。
第51回・神奈川文化賞未来賞(2002年)と、第50回・横浜文化賞奨励賞 (2001年)を受賞。

上妻 宏光氏(あがつま ひろみつ)(「津軽三味線 乱・舞・奏」(仮称)/津軽三味線奏者)

1973年7月27日茨城県に生まれる。
6歳より津軽三味線を始め、14歳で「全日本津軽三味線競技大会」優勝。「津軽三味線全国大会」にて、95、96年と2年連続優勝するなど、純邦楽の世界で高い評価を受けながらも甘んじる事なく、三味線という伝統楽器の新しい可能性を追求するため、国内外にて数多く他ジャンルとのセッションに参加し、注目を集める。
2001年9月、東芝EMIより『 AGATSUMA 』にてメジャーデビュー。古典曲とオリジナル曲、各5曲ずつ収録した同アルバムは、「第16回日本ゴールドディスク大賞 純邦楽アルバムオブ・ザ・イヤー」を受賞。その注目の中、2002年7月には全曲オリジナル作品によるセカンドアルバム『BEAMS ~AGATSUMAⅡ』をリリースする。同アルバムは2003年1月、全米にてDOMO RECORDより発売され、同年2月にはニューヨーク、ボストン、コネチカット、ボルチモア4都市5公演によるアメリカ東海岸ツアーを行い、各地にて大成功をおさめる。2003年3月古典アルバム 『 Classics~AGATSUMAⅢ 』 ニューヨークの教会にてライブレコーディング)をリリース。
2004年1月、4枚目となるアルバム『Beyond』をリリース。同日、自身初となるDVD『AGATSUMA LIFE 』もリリース。現在、年間100本近い国内外でのコンサート及びセッション、各メディアへの出演などにより活動のフィールドを広げ、“津軽三味線の伝統と革新”を追求し続ける。

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