場所:愛知万博オーストリアパビリオン グローバルコモン4
日時:2005年5月30日 19:00~19:30(プレスの方のみ)
2005年6月4日 18:00~18:30(すべての方対象)
チキンスーツプロジェクトは、日本とオーストリアのジョイントベンチャー。若手アーティスト、エドガーホネットシュレーガーデサインによるMokkaウィーンとCOM Institute東京で開発された世界初のお洒落で奇抜なアニメーションDVD付き立体A3サイズ新タイプのファッショングッズオブジェ。COM Instituteは調査の上、名古屋コーチンがこのエレガントなチキンスーツが似合う一番美しい鶏と判断し、今回、名古屋市農業センターの協力を得て、ファッションショーに名古屋コーチンをモデルとして摘要。このスーツは見る人々に感動と幸せと新しいライフスタイルを提供。
このチキンズスーツのアイデアは、アーティスト、エドガーホネットシュレーガーが、羽が全く無く、その代わりに毛がある鶏の夢を見たときからはじまる。チキンズスーツの創作にあたり、鶏には毛をはやすことができないので、チキンズスーツを作ることを思いつき、このアイディアをMokkaとCOMInstituteに提案し、今回のチキンズスーツを現実化する。
あなたのチキン用のスーツを見せてください。そうすれば、あなたがどんな人かがわかります。
愛知万博のテーマは人と自然です。ファッションは、ヒューマン(hu-man)なもの。動物が服を着ているとしたら、それは彼らを人間化すること(hu-man-izing)を意味します。私たちは動物を人間化することを愛します(例えば、アニメーション)。そうすることによって、彼らをよりよく理解できると信じるからです。私たちが動物に服を着せる場合、その対象はただ私たちの心にアピールする動物--犬とか猫といった「役に立たない」動物だけです。ニワトリは役に立ちます。肉はおいしいし、玉子も生みます。--では、どうして彼らに服を着せるのでしょう?ニワトリに服を着せることは「二次的な」飼いならしを意味します。--まず有用性のため、それから愛のためというわけです。
人間の身体は柔軟ではありません。私たちはジャンプすることができますし、屈伸することもできますが、フクロウみたいに頭をぐるっと180度回転させたり、ニワトリのように首を二倍以上長く伸ばしたりすることはできません。それゆえ、人間の身体を衣服で包み、フィットさせることは容易ですが、鳥の身体はどうでしょうか?
ファッションは社会的現象です。またファッションは、自らを個性を強調するものであると主張しています。私たちは動物にも生に対する個性的なアプローチを認めるでしょうか?私たちはこの人間的な意味の範疇を地球上の他の種に対しても適用できるでしょうか?それはきっと、私たちが理解することを欲しもしないし、できもしないある世界のいまひとつの人間化なのではないでしょうか?
なお、アーティストのエドガーホネットシュレーガーは5月24日のロータリーパビリオンでのプレスパーティーにも参加いたしますので、イベントに関するご質問などもこの機会にしていただくこともできます。皆様とお話できれば幸いです。