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「JR東海 超電導リニア館」出展内容、及びリニア車両の運搬について

2004年10月27日

来年の3月25日に愛知県長久手町で「2005年 日本国際博覧会(愛・地球博)」が開催されますが、当社は「JR東海超電導リニア館」を出展し、「万博」の成功につながるよう取組んでおります。
 この超電導リニア館では“超電導リニアモーターカー”という日本先駆の先端技術を紹介し、その完成度の高さをご来場の皆様にご覧いただけるよう計画しております。

1.出展概要

(1)テーマ

『超電導リニア、発進!』 -陸上交通システムの限界を超えて-

(2)館長

総合技術本部 副本部長  木學 康充(きがく やすみち)

(3)建物

・外観は実車と建物を一体的に捉えたシンプルなデザインとし、超電導リニアの存在感と躍動感、展示する実車の疾走感と浮上感を表現
・長久手会場内の企業パビリオンゾーンA内に出展
・敷地面積 約3,000㎡、建築面積 約1,800㎡、延床面積 約2,000㎡、鉄骨造、高さ約16m
・2005年2月竣工予定

2.出展内容

日本が世界に誇る最先端「超電導リニア」技術を、知的エンターテイメントとして紹介します。パビリオンは3つのゾーンで構成します。

(1)超電導リニア3Dシアター

・プレショーでは、数々の技術革新を重ねて超電導リニアモーターカーに至る鉄道の歴史や社会背景を2D映像で紹介します。(約7分間)
・メインの3Dシアターでは、山梨リニア実験線での迫力ある超電導リニアモーターカーの走行シーンを、幅約18m・高さ約10m(800インチ相当)の大型スクリーンと5.1chサラウンドシステムを使用し、ハイビジョン3D映像で再現します。(約12分間)

(2)リニア車両「MLX01-1」の展示

・山梨リニア実験線で2003年12月に世界最高速度時速581kmを達成した、ダブルカスプ形状の先頭車(MLX01-1)の実物を展示します。車内に乗り込むこともできます。

(3)超電導ラボ

・「超電導リニア」の仕組みや原理についてわかりやすく紹介します。
・世界最高性能の高温超電導磁石による飛翔体の発射実演や、超電導現象を利用した浮上実演、1/50スケールリニア模型の走行等を行います。

3.車両運搬スケジュール

博覧会会場での展示を行うため、ダブルカスプ形状先頭車(MLX01-1)を、山梨リニア実験線車両基地(山梨県都留市朝日曽雌)から博覧会会場(愛知県愛知郡長久手町)へ運搬します。
スケジュールは下記を予定しております。(詳細については後日改めてお知らせします)
12月6日未明(予定)                12月8日(予定)
 車両基地 ――――― 田子の浦港 ―――――名古屋港―――― 小牧三菱重工
       (陸上輸送)        (海上輸送)      (陸上輸送)

<小牧三菱重工改修工事>

                1月21日(予定)
小牧三菱重工――――― 博覧会会場
         (陸上輸送)

 JR東海 超電導リニア館 外観

JR東海 超電導リニア館 外観

 超電導リニアモーターカー「MLX01-1」

超電導リニアモーターカー「MLX01-1」

 超電導リニアMLX01-1内部

超電導リニアMLX01-1内部

 超電導リニア3Dシアター

超電導リニア3Dシアター

 超電導ラボ

超電導ラボ