「関宿」で有名な鈴鹿郡関町の関郵便局の前に2004年4月再現された江戸時代の「高札場」です。 「高札場」とは幕府の法度や掟書、宿場の決まりなどを掲示した場所です。 「東海道宿村大概帳」によると、関宿高札場には8枚の高札が掲げられており、その内容は、生活にかかる様々な規範、キリシタン禁令や徒党・強訴などの禁止といった幕府の禁令、隣接宿場までの人馬駄賃の規程などだったそうです。 明治時代になると各地の高札場は撤去され、関宿の高札場も明治10年に全て撤去されました。 今回は、関町の町並み保存に取り組んでいる「関宿町並み保存会」、「関宿案内ボランティアの会」、「関町観光協会」の3団体の要望、関郵便局の協力により役場町の重要施設のひとつである「高札場」の復元が実現しました。