【写真】マンモスラボに展示されている「ユカギルマンモス」
愛・地球博の目玉の1つとなっている冷凍マンモスは、グローバル・ハウスの「マンモスラボ」に保存展示されています。パビリオン内は、ブルーホールとオレンジホールに分かれていますが、両コース共に最後はマンモスラボを見学する順路になっています。
4月20日からマンモスラボ単独観覧が取り入れられて、より多くの人たちがマンモスと対面できるようになりました。
このマンモスは、ロシア連邦サハ共和国のユカギル村の近くで発見されたことから、「ユカギルマンモス」と呼ばれています。地中の「永久凍土」に埋まっていたので、およそ1万8千年たった現代でも当時の姿を保った状態で残っていました。
マンモスラボでは、動く歩道に立ってガラス張りの冷凍マンモスの前をゆっくり通り過ぎます。わずかな時間でも、マンモスの皮膚に生える毛やくぼんだ目、しわが刻まれた足の裏などを見ることができ、「すご~い」「けっこう小さいね」「本物を見られるなんて感動」など、いろいろな感想が飛び交っています。
冷凍マンモスの筋肉や皮膚の研究で、ミトコンドリアDNAの全配列解読に成功、マンモスがアフリカゾウよりもアジアゾウと近縁関係にあるということが判明しました。長い間眠っていたマンモスは、私たちに大きな歴史的発見や、大昔に思いをはせる時間や感動など、たくさんのことを与えてくれたようです。
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