見る　‐パビリオン案内‐

青を基調にしたブースは、涼しげな印象を与えます。その印象とは逆に、夏は40度を超える酷暑の国で、農作物もほとんど輸入に頼る食糧自給率3パーセントという厳しい環境です。

そのジブチで、緑化開発に取り組む東京農業大学研究チームの活動を、映像や模型などで紹介しています。植物の根を筒状のフィルムで保護し、深く植え込み生育を促す「ダブルサック工法」や、石を地面に並べて直接日差しが当たらないようにして植物を育てる「ストーンマルチ農法」など、灼熱（しゃくねつ）の環境にも対応できる農業はとても興味深いものです。

一方、ジブチはダイビングの穴場的スポットとして知られており、運がいいとジンベイザメやイルカの大群にも出合えるそうです。遠くてなかなか行けないという人は、ジブチに行った気分を味わえる記念撮影スポットで、思い出の一枚をどうぞ。

ディレクターのアブドゥラハマン・ロブレー・オルハイエさんからのメッセージです。「すごく暑い国、ジブチを見に来てください」

【写真上】緑化開発を紹介する展示物と映像
【写真下】アブドゥラハマン・ロブレー・オルハイエさん