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スーダン共和国のブースに行くと、驚くことにピラミッドに出迎えられます。こう配が強く細長い小ぶりなものですが、スーダンに現存する数は980にも及びます。エジプトの南に隣接し、エジプト文明の影響を受けているため、ピラミッドがあるのも不思議なことではありません。遺跡は2年前に世界遺産に登録されたばかり。意外に知られていないスーダンピラミッドは必見です。

ブルンジを源とする白ナイルとエチオピアから流れてくる青ナイルが、首都ハルツーム付近で合流します。展示写真で、その豊かな流れを見ることができます。その名の通り、土砂が細かいことで白く見える白ナイルと、砂が大きく深いために青く見える青ナイル。二つの大河が交わって織りなす二色の造形美は、年に数回程度しか見られなくなっているそうですが、スーダンを知る重要なキーの一つです。

スーダンの人形作家による作品も見ものです。伝統的な結婚式、家屋の様子が表情豊かな人形によって表現されています。

ディレクターのアワティフ・サイードさんからのメッセージです。「スーダン人はフレンドリーで優しいので、ぜひブースに遊びに来てください」

【写真上】伝統的な結婚式を紹介する人形
【写真中】ピラミッドの模型
【写真下】ディレクターのアワティフ・サイードさん