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【写真上】グアテマラの砂
【写真下】ベリーズの砂

メキシコ南部の国境から、パナマとコロンビアの国境までの地域を示す「中米」。これまでの博覧会では、 中米は共同館であっても各国がそれぞれブースを持つスタイルでした。しかし、今回は7カ国（エルサルバドル、グアテマラ、コスタリカ、ニカラグア、パナマ、ベリーズ、ホンジュラス）が協調した初の展示。 その良さが「砂」の展示に表れています。

「中米」は、太平洋、大西洋、カリブ海の3つの海に囲まれ、どの国も長い海岸線を持っています。そこに 点在するビーチを、ひょいひょいっと渡り歩くように作られたのが「砂」のエリア。足下に広がる中米のマップ 上に、7カ国のそれぞれの砂が腰丈の容器に入って置かれています。色、触り心地などそれぞれ異なる砂からは、 海にいなくても中米の気候を手からじかに感じ取れます。例えば、グアテマラの砂は火山岩の影響で黒く、ベリ ーズの砂は珊瑚(さんご)礁を有するため白さが特徴です。また、キメの細かさ・粗さもさまざまで、ホンジュラ スの砂が一番さらさらした感触のようです。

館長のパトリシアさんも「こんなに違いがあることにびっくりしました」というほどの各地の砂に、あなた も触れて海を感じてみてください。