見る　‐パビリオン案内‐

【写真左】ブッダ像
【写真右上】壁面に描かれた象形文字
【写真右下】手織りカーペット

パビリオンに入ると真っ先に目に留まるのは、そびえたつ大きな山。世界第2位の高峰「K2」が立体的にかたどられています。壁面にはヒマラヤ山脈の浮き彫りがあしらわれ、神秘的な山々に囲まれた人々の暮らしがレリーフされています。

デザインは、パキスタンの有名な芸術家ジャマール・シャーさんによるもの。イスラム文明の古代遺産をテーマに、たくさんの遺跡や彫刻が飾られています。「こんなところに?」と思うような場所に象形文字が描かれているなど、細かな遊び心がたくさん隠されています。

中央に鎮座するブッダの石像は、イスラム美術館に飾られている貴重な美術作品のレプリカ。ブッダが洞くつの中で6年の修行と2カ月の断食を終え、悟りを開く時の姿を彫刻したものです。

また写真家のガハジ・ガラム・ラザさんの作品の数々も展示され、美しい手織りカーペットが販売されるなど、パキスタン館にはたくさんの芸術が詰まっています。