私は、愛・地球博のボランティア活動を市民活動のひとつとして、博覧会協会と対等な形にすべきだと思いました。ボランティア活動に関わっている団体が参加する意見交換会を5回にわたって開き、2002年12月10日に、「愛・地球博ボランティアセンター」を設立しました。意見交換会の中で、何を目指す団体かを明白にする4つの理念が生まれました。1つは、すべての来場者にとって思い出が残る活動にすること。2つ目は自主性を大切にした活動。3つ目は、誰もが楽しく参加できる活動。そして、一過性のものにせず、地域に根ざす活動にするという4つです。
ボランティア登録者が3万人にも及び、人とのつながりが広がるまたとないチャンスとして、スタッフみんなが心を一つに楽しく活動させてもらっています。登録者の6割がボランティア活動は初めての人たち。研修の中で、「ボランティアとは何だろう?」と自分に問いかける時間を設けて、意識を高めるようにしました。ボランティアは、自主的に行うもので、強要されるものではありません。「奉仕」というと、「偉い」などと思いがちな意識を、自分が体験することで変わっていくのが大きなことだと思います。
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