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スペシャルインタビュー

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こたに・みかこ
1966年東京都生まれ。1988年のソウルオリンピックのシンクロナイズドスイミングで2個の銅メダルを獲得(ソロ、デュエット)。引退後はスポーツキャスター、コメンテーターとして活躍する一方、アジアオリンピック評議会(OCA)アスリート委員長、日本オリンピック委員会(JOC)国際専門委員を兼任。7月31日の「愛・地球博スポーツサミット2005」に参加。

スポーツを通して自然の大きさを感じる体験
スポーツキャスター 小谷実可子さん

「愛・地球博スポーツサミット2005」は、国内外のトップアスリートたちが、スポーツを通して自然の大切さを訴えていこうという催しでした。とはいえ、現役の選手に「環境を大切に」と言ってもメッセージは届かないでしょうね。技術や体力の向上、競技で勝つことがすべてなのですから。でも私は、自分の経験から、今すぐには分からなくても、スポーツを通じて自然の素晴らしさ、大切さを感じることができると思います。若い選手や子どもたちには「今は100%無心でやってごらん。必ず(勝つこと以外の)何か得られるから」と言ってあげたいです。

私はシンクロナイズドスイミングの選手として15年間、数々の大会に出てきましたが、試合中なのに得点のこともライバルのことも忘れ「演技することが、うれしくてうれしくてしょうがない」と感じた大会が2回ありました。なぜそういう状態になったのかは分かりません。

現役を引退した後、バハマの海で野生のイルカと一緒に泳ぐ機会があり、そのときに大自然の大きさ、自分の小ささや命のはかなさと同時に、生きている喜びをしみじみと感じたんです。そして、演技中に至福を感じたあの2回の大会のことを思い出しました。「ああ、シンクロを通して、私は生きる喜びを体験していたんだ」と気づきました。

スポーツに打ち込むことで、生きる喜び、自分を生かしている地球への感謝がわいてくるということを、伝えていきたいですね。

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