僕は、荒れた森を、熊がすめるような森にしたいと思っています。森は、放ったままにしておくと、だめになってしまいます。森の再生活動をしている長野の「アンファンの森」は、絶滅の可能性がある鳥や動物、そして熊もすむ元気な森になりました。
「息を吸いたい」「食べ物を食べたい」「水を飲みたい」と願うなら、真面目に自然と付き合っていないといけません。森を大事にしない文化は、必ずつぶれてしまいます。日本は、コンクリートが多いので、もっと森が必要です。日本には、そのことを分かっている人がいるから、まだ手遅れではありません。
自然を守るために身近で出来ることは「無駄をしない」「ゴミを捨てない」など、簡単なルールを守っていくことです。
万博の会場は、グローバル・コモンのような人が集中するところは、空気が悪くて、疲れてしまいます。でも、森の自然学校のように自然を感じられる場所も多くて、セミの音や風の音が聞こえるし、空気がきれいだから、元気になります。
森の自然学校に来てくれた人に「よく来てくれた。ありがとう」と言いたい。森に来てくれるだけで感謝します。そういう心がある人が増えたらいいなぁ、と思っています。
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