スペシャルインタビュー

万博は自分の歴史に足跡を付けてくれた日

シンガーソングライター　熊木杏里さん

　初めは、万博というものがよく分かりませんでしたが、ガイドブックなどを見ているうちに、すごい場所に出演するのだという実感がわいてきました。

　「青春のグラフィティ2005」という記念ステージの一員になれたことがうれしく、お客さんと一体になれたことが良かったです。

　私にとって、万博は、自分の歴史に足跡をつけてくれた日です。世界の人たちが集まって、世界のいろいろなものが展示されているところで歌い、人生で忘れられない1日になりました。

　テレビや人から見聞きはしていましたが、1万年前に絶滅したとされるマンモスの実物を見た瞬間は、鳥肌が立ちましたね。大昔の現実が目の前にあるという、時代のずれ、遠い存在のマンモスが近くにいるという感じがして、ドキッとしました。万博では、普段見ることのできないものや世界中のものを一度に見ることができ、それだけでワクワクします。

　万博には、大人はもちろん子供にもたくさん来てもらいたいです。世界各国のパビリオンや最先端技術を紹介したパビリオンが並んでいて、興味をもって遊びながらちょっと勉強できる機会がいっぱいあります。勉強嫌いの私でも、会場には興味をもつことが数多くありました。ぜひ多くの子供さんが、さまざまな発見をされることを望みます。