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スペシャルインタビュー

石井幹子さんの画像 Windows Media Player 9で動画を再生する

いしい・もとこ
東京芸術大学美術学部卒業。フィンランドやドイツで照明を学んだ後、1968年に「石井幹子デザイン事務所」を設立。代表作に、東京タワー、姫路城、レインボーブリッジのライトアップ、函館市と長崎市の景観照明、飛騨白川郷の月明かり照明などの照明デザインを手掛ける。愛・地球博の照明プロデューサーを務める。

月と共生する和の明かりを表現
照明プロデューサー 石井幹子さん

 21世紀初めての万博として、20世紀とは違う会場づくりを照明で表現しました。

 振り返ってみると、20世紀までの万博は、光の技術を駆使し「こんなこともできます、あんなこともできます」と出しきり、きらびやかな光を演出してきました。「どれだけ明るくできるか」を目指したわけです。ところが、社会が変化した今、人々が求めているのは、穏やかな光だと思います。

 日本では古来より、世界に誇れる「光文化」が栄えています。京都の「大文字送り火」などに代表される光の祭りは、その象徴といえるでしょう。その光文化をもう一度、愛・地球博で復権させようと考えました。

 構想段階で会場を訪れた際、東に美しい里山、西に平野が広がり、そして点在する池という美しいロケーションに感動しました。そこで、月明かりと共生する「和の明かり」のアイデアを考えました。ぜひ、満月の夜に会場を訪れてください。光と闇との美しい対比を求めてきたことも特徴です。また、より少ないエネルギーで、より効果を出そうということでデザインしてきました。

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