スペシャルインタビュー

自然あふれる会場で、新しい出会い、発見を

女優　日本館総館長　竹下景子さん

　開幕当初の寒さも過ぎ去り、会場には花が咲き乱れています。会場に来て何よりもうれしいことは活気があることですね。万博のテーマである「人間と自然との共生」については、会場づくりの段階で環境に配慮して成し遂げた技術力の高さに感心しました。この試みが21世紀に定着していくことを願います。また、新エネルギーに関しては、「捨てればゴミ、生かせば資源」という教訓が、日本館の電力設備で生かされています。これは家庭で心がけられることなので、生活周りで考えると身近なテーマだと感じます。

　日本館のテーマは「つなぎ直そう。人と自然」です。長久手日本館では、先人の知恵を生かした建物や、最先端技術を駆使した「地球の部屋」のように、新旧の技術が同時に触れられる充実した内容とデザイン性の高さが魅力です。瀬戸日本館は、ライブのよさと出演者のエネルギーが心に響く『群読叙事詩劇「一粒の種」』で好評を得ています。

　万博は「出会いの場」でもあります。日本人、外国人、自分の知らなかった日本など、新しい出会い、発見の場にしていただきたいと思います。自然があふれる会場で、季節を感じ、新鮮な空気に触れながら、パビリオンの展示をお楽しみください。みなさまの来場を心からお待ちしています。