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スペシャルインタビュー

中村鴈治郎さんの画像
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なかむら・がんじろう 1931年生まれ。現代の歌舞伎界を代表する俳優の一人。上方歌舞伎のリーダー的存在。立役でも女形でも、独特の柔らかみと色気、華のある芸が魅力。重要無形文化財保持者(人間国宝)。今回、愛・地球博の開幕を飾る歌舞伎舞踊公演を行った。

日本の伝統芸能「歌舞伎」を世界の人に
歌舞伎俳優 中村鴈治郎さん

(万博会場での公演を任されたことは)大変、光栄なことだと思っています。35年ぶりの日本での万博です。その万博が始まって、第1日目のオープニングで歌舞伎をさせていただきます。そして、世界の人に少しでも日本の伝統芸能を見ていただいて、少しでも歌舞伎や日本に親しみを感じていただきたい。

 平和というか、世界が一つになったそういうかたちが、万博の一つの楽しさだと思います。そのオープンを飾らしていただいて、本当にうれしいです。舞台のけいこをしていても、いつもと違った高揚した緊張感がありました。

 (歌舞伎を公演する舞台は)素晴らしい舞台ですよ。関係者の方とも話したんです。「9月の末でこの劇場をつぶすのか。もったいないよ」と。これだけ素晴らしい舞台ならどこかに移転して、一つの大きな劇場としてどこかに置いてみてはどうですかと聞いてしまうほどの舞台です。とても気持ちよく舞台が務まります。万博という一つのイベントだけのために置いておくには、もったいないような気がしました。
~公演前にインタビュー~

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