天皇、皇后両陛下は、開会式をはじめ2度会場を視察されています。
7月に訪問された際は、回り切れないパビリオンを「せめて外観だけでも」と、北ゲートから長久手愛知県館前までグローバル・ループ約1.2キロを歩かれ、パビリオンのアトラクションも積極的に見学されました。
両陛下は、入場者に歩み寄ってにこやかに声をかけたり、手を振って歓声に応えられました。
春の日差しに恵まれた24日、「自然の叡智」をテーマとする2005年日本国際博覧会(愛・地球博)の開会式が、午後2時からEXPOドームで行われました。式典には、天皇、皇后両陛下、愛・地球博の名誉総裁を務める皇太子さまがご臨席されたほか、名誉会長の小泉純一郎首相ら国内外から約2400人が出席しました。
第1部「式典」は、公式イメージソング「I’LL BE YOUR LOVE 」を作曲者のYOSHIKIさん自ら指揮を振って演奏する中、120の公式参加国と国際機関の旗が一つひとつ紹介され、厳かな中にも華やいだ雰囲気のセレモニーとなりました。皇太子さまが開幕を宣言するスイッチを押されると、紙の木の葉が会場全体に舞い落ち「人類の祭典」の始まりを祝いました。会場設営には、古紙の素材を採用したり、自然をテーマにしたアトラクションが披露されたりと、21世紀最初の万博にふさわしいメッセージが込められていました。
第2部「愛・地球シンフォニー」、第3部「ようこそ、愛・地球博」では、世界的に著名な指揮者佐渡裕さん、サックス奏者の渡辺貞夫さん、歌手の森山良子さん、浜崎あゆみさんらが、華やかに演奏を披露しました。
皇太子さまと共に、冷凍マンモスやマンモスの生態に関する展示を見学されました。
グローバル・ハウスでマンモスの模型を見学される天皇、皇后両陛下
政府出展事業総合監督でサックス奏者の渡辺貞夫さんや日本館総館長を務める女優の竹下景子さんの案内で、360度スクリーンの迫力ある映像を鑑賞されました。
開会式であいさつされる天皇陛下
「愛・地球博が、世界各地から訪れる人々に、人類と自然のかかわりについての理解を一層深めさせ、世界の人々が手を携えて地球の環境を良好に保つよう努力する契機となるならば、誠に喜ばしいことであります」とあいさつされました。
Windows Media Player 9ファイル(マーク付)をご覧頂くには、Microsoft社のWindows Media Player 9以降が必要になります。最新のWindows Media PlayerはMicrosoft社のサイトより無料でダウンロード可能です。