屋外ゾーンでは、ロボットたちが行動範囲を広げ、広大な空の下を自由に駆けめぐる姿が見ものです。
地上だけではなく、海をも舞台にしてしまうのが「金の鯱(しゃち)ロボット」。名古屋城の「金のしゃちほこ」をベースに作られたロボットで、なんと、本物の金箔6万円分が貼られています。ボディはシリコン素材でできていて、さわり心地もまるで魚のよう。
心地よく泳ぐ姿が印象的な「金の鯱ロボット」ですが、ただ優雅に泳いでいるわけではありません。超音波を発しながら海中をパトロールし、海洋調査を行っているのです。脳には自動制御装置、目にはCCDカメラが組み込まれた、頭脳明晰(めいせき)な魚です。
外見も泳ぐ姿も、まるで生きているような魚型ロボット。海底調査や水の浄化作業などへの応用が期待されます。
狭い場所に進入することができる蛇型ロボット。倒壊した家屋やがれきの中に閉じこめられた被災者を探索できます。
超音波センサーなどを使って人を追跡したり先導したりできます。人間の前後を常に一定の距離を保ちながら、自動走行します。
目的地を入力すれば、行きたい場所に運んでくれます。ビデオカメラと障害物検出センサーが取り付けてあり、安全な移動が可能です。
500キロの物体も軽々と運びます。災害現場で、救助隊員が近づけないような危険な場所で作業の代行をします。
脚と車輪を使い分け、平らな道では高速移動、荒れ地では安定走行をするロボット。高齢者や障害者などの屋外移動を可能にします。
障害物を避けながら除雪するロボット。除雪した雪は、ブロック状に圧縮するため、別の場所へ移動したり、貯蔵する際に便利です。
©NEDO ROBOT PROJECT