注目は、愛くるしい表情をしたロボットの活躍ぶり。おとなしそうな姿からは想像がつかない、たくましい働きをするロボットがいます。
犬の姿をしたロボット「鉄犬」は、4本の足でちょこまかと歩き回り、必死に何かをしようとする姿に愛くるしさを覚えます。しかし、庭に不審者が侵入する場面では、たくましい「猛犬」に変身。逃げ回る不審者を追いかけ、捕獲。さらに不審者の顔を撮影します。か細い足と鉄のボディですが、走るのが意外と早いことに驚くことでしょう。見事、泥棒を追い出すと、勝ち誇ったかのような表情を見せます。まるで本物のペットのような愛らしさと、信頼感を併せ持つので、未来の家庭では、力強いサポートになるでしょう。
人間が接触することが難しかったミクロの世界の対象物を自在に操ります。人の頭の模型を使い、まつげや眉毛の美容サービスのデモンストレーションを行います。
人間のペースに合わせて「お供」します。ご主人様の姿を見失うと、焦って探す姿がけなげです。
複数の人が話しかけてきても、その方向と内容を聞き分けることができます。人の顔と名前を認識することができます。
利用者の重心位置で移動方向を決める車いす。健常者とともにスポーツなどを楽しむことができます。お使いロボットは、車いすユーザーのお手伝いをします。
遠隔操作で物を拾ったり運んだりする作業を行います。
物体に衝突しないよう回避しながら、荷物を運ぶことができます。防水構造で雨でも活躍できます。
部屋そのものがロボット。利用者の動作や対話などを認識して、分散するロボットに命令、サービスを実行します。
自分で行動を学習するロボット。人間の子どもが自然にハイハイや歩行を学習する能力をロボットで再現しています。
情報処理能力を備えた機械を組み合わせて、さまざまな構造に変化するロボット。平地を高速で移動する脚形ロボットや狭いところを通り抜ける蛇型ロボットなど、環境に合わせて自在に構成できます。
力感覚や手触りを伝えるロボット。5本指のロボットに指を装着し動かすと、ロボットにプログラムされた感触を体験できます。恐竜の皮膚や微生物に触れる疑似体験を可能にします。
要介護者の筋力を増すロボット。着用すると、わずかな力で重い物を持つことができます。スポーツのフォーム矯正や筋力トレーニングにも活用できます。
上肢の運動障害を対象にしたリハビリ訓練用ロボット。画面の仮想空間に合わせてハンドルを操作します。
遠隔操作で高齢者や障害者の自立生活を支援。利用者の欲しい物を持ってきたり、玄関で代わりに接客することもできます。
利用者の生体から出される視覚・感覚的信号を読み取って作動します。ロボットが身体的特性を学習するため、利用者には、ロボット操作の訓練が必要ありません。
手足の関節などに装着して、人間の力を増幅さます。装着すると、立ち上がったり、座ったり、階段を上がったりという動作が楽にこなせます。
ロボットの手に赤外線センサーが付いていて、先端で食品の味や成分を分析。利用者の体調などに応じて、アドバイスします。
4本の脚でさまざまな路面を移動します。車輪が苦手な、でこぼこ道の高速移動も可能で、災害や山岳での救助に役立ちます。
柔らかい体で荒れ地を移動。地面の上を跳ねたり転がったりできます。このタイプのロボットは、硬い部品から構成されたものが多く、柔らかい部品を使ったロボットは画期的です。
6カ所に伸びる手足で、移動や物の持ち運びができます。天井にぶら下がることも可能で、橋の補修や点検などに適しています。
©NEDO ROBOT PROJECT