ナショナルデーカレンダー

リトアニア共和国の建国記念日に当たる6日、EXPOドームでナショナルデーの記念式典と文化イベントが行われました。文化イベントでは、オペラやバレエなど、同国の豊かな音楽文化を次々と上演。終盤には、伝統的な角笛にサックスの音を乗せたり、民謡と合唱を合わせたりして、現代音楽と伝統音楽をひとつずつ融合、会場を壮美なハーモニーで包みました。

記念式典には、アルギルダス・ブラザウスカス首相が出席。「建国記念日を日本の皆さんと祝えることが大変うれしい」「バルト3国で唯一、愛・地球博に参加したことを大きなきっかけとして、今後もさらに日本との友好を深めたい」とあいさつしました。

文化イベントでは、同国の国鳥コウノトリがリトアニアの文化を巡るというストーリーで、民族音楽やオペラ、ジャズなどさまざまな音楽を繰り広げました。途中、国立オペラ・バレエ劇団のダンサーが、オーケストラ演奏をバックにバレエを上演、来場者はうっとりとした表情で見入っていました。

また、終盤には、ステージの左手から伝統的な角笛が、右手からサックスが登場し音を重ねると、民謡に合唱、両面太鼓にドラムと、舞台両手から伝統音楽と現代音楽が一組ずつ登場。最後は、リトアニアの音楽の「伝統と現代」が自然と溶け合って、見事なハーモニーを響かせました。（7月6日）