アゼルバイジャン共和国
アゼルバイジャン共和国デーの公式式典と催事が17日、EXPOホールで行われました。
同国を代表してアビド・シャリホフ副首相は、「愛・地球博が高い評価を受けているのは、ち密な準備を進めてきたからで、日本人の勤勉さの賜物です」「アゼルバイジャンは日本同様、古い歴史と伝統を持つ国です。コーカサス共同館でのアゼルバイジャンの展示は、愛・地球博で重要な役割を果たしていると思います」などとあいさつしました。
式典後の催事では、室内管弦楽演奏やオペラ、民族舞踊、ファッションショーなどが交互に上演され、ヨーロッパとアジアの中間に位置する同国ならではの、独自の文化が紹介されました。
華麗な民族衣装をまとった「アゼルバイジャン国立舞踊団」の40人は、舞台狭しと軽やかなステップを披露しました。また、民族楽器の伴奏で、女性歌手が民謡を披露。笑うような息遣いで歌う独特の歌唱法に、観客は珍しそうに聞き入っていました。
最後に出演者全員が舞台で国旗を持ってあいさつすると、一市町村一国フレンドシップ事業で訪れた愛知県七宝町の小学生や、招待客、一般来場者ら450人の観客が、アゼルバイジャンの国旗を振りながらスタンディングオベーションでたたえました。
この民族音楽や舞踊は、午後2時からの記念イベントでも披露されました。(5月17日)
17日はアゼルバイジャンのナショナルデー。長久手会場のEXPOホールで午前11時からの式典の後、弓を使って演奏する弦楽器のケマンチャや、ギターのようにピックを用いて奏でるサズなどの演奏にのせて、同国を代表する女性歌手ナザケト・テムロワさんが独唱を披露する「シマエ・シャムス」が見られます。
引き続いて、14時から同ホールで、女性歌手イナラ・ババエワさんが一人で演じる、約100年前の最古のミュージカル「アルシン・マララン」などが披露されます。女性に縁のなかったお金持ちのウゼール・ハジベイオフが、布を売り歩く苦労をしながら、最後には素晴らしい女性に巡り合うという内容です。このほか、ドラムの音に合わせてショールを着けた男女が踊る、カラバフ地方のダンスも紹介されます。
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