万博トピックス

博覧会史上の手本になると賛辞
第5回国際諮問委員会で愛・地球博の成果を総括

愛・地球博のあり方について、国際的見地から助言を行う「国際諮問委員会」の第5回が22日、博覧会会場内で開かれ、オーレ・フィリプソン委員長らの記者会見が行われました。

フィリプソン委員長は、委員会で各委員が述べた愛地球博の印象、成果の継承について発表。愛・地球博が、テーマ性、運用の双方で国際博覧会の重要な転換点となり、今後の博覧会の手本になる、と高く評価されたことを明らかにしました。若い世代の積極的なかかわりやNGO（非政府組織）の正規参加の有効性、博覧会協会が来場者の意見を多く取り入れた努力なども、個々の印象として挙げられました。

博覧会国際事務局(BIE)の ロセルタレス事務局長は、「成功の鍵となったのは、さまざまな分野のパートナーシップや協力により、持続可能な社会を形成するメッセージを発信でき、重要な教育的役割を担ったことにある」と述べました。

海外からの来場者が全体数の5パーセントほどだったことについて意見を求められたフィリプソン委員長は「大陸続きではない日本の地理的条件で、5パーセントにあたるおよそ100万人が訪れたのは決して低い数字ではない」と、評価しました。（9月22日）