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「からくり」の叡智が集合
グランプリに「やぶさめ見事的中」

愛知県ウィークパート2の一環として「帰ってきた江戸のハイテク&世界からくりコンテスト」が18日、EXPOホールで開催され、次々に登場する精巧なからくり人形などに、観客は食い入るように見入っていました。

コンテストには、世界13カ国、642件の応募があり、最終審査に残った32件が披露されました。審査基準の大きなポイントは、「見る人を楽しませる独創性」。グランプリには、織田信長が流鏑馬(やぶさめ)を演じる山崎津義さんの「やぶさめ見事的中」が選ばれ、賞金100万円と盾が贈られました。優秀賞は、クラシカル部門が尾崎勉さんの「舞衣車(まいぎぬぐるま)」、モダン部門がフィリップ・ストレッサーさんの「Water Mark」に決定。また、10作品に特別賞が贈られました。

完成度の高い作品や哲学やメッセージが込められた作品が集まりました。中でも一味違った作品は、宮崎宏康さんの「谷口先生によるBERI BERI DEVICE」。等身大のからくり人形「谷口先生」が人間の足が並んだ不思議な作品を紹介する凝った演出に、司会の渡辺徹さんと久保純子さんもタジタジ。一方、電子制御の斬新なデザインのからくりも登場。直径1メートルほどの球体が回転するたびに、電子楽器や金属を叩いたような音など、さまざまな音色が飛び出す仕掛けで驚かせたのは、森崇洋さんの「Music Ball」です。球体も電気の動力で……と思いきや、実は女性が入り人力で回転させていたというもので、発想の大胆さが光りました。

江戸時代に作られ、幻のからくりと呼ばれた田中久重の「文字書き人形」の実演もあり、「寿」の文字を見事に書き上げた人形の精巧な動きに大きな拍手が送られました。

受賞作品は、19日にEXPOホールで実演が行われます。(9月18日)

「からくり」の叡智が集合の画像2 Windows Media Player 9で動画を再生する

【写真左上】実は中に女性が入り人力で回転していた「Music Ball」
【写真中上】特別賞の「谷口先生によるBERI BERI DEVICE」
【写真右上】グランプリを受賞した「やぶさめ見事的中」の山崎津義さんは「仲間と一杯飲むかな」と喜びのコメント
【写真下】見事な筆使いで「寿」の字を書き上げる「文字書き人形」に拍手喝采

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