万博トピックス

開場待ち人数は過去最高に
日立館整理券は10分で配布終了

3連休初日の17日、愛・地球博会場周辺は早朝から開場を待つ人々で混雑しました。開場が通常より35分早められた8時25分、ゲート前では過去最高の3万4300人が待機。入場者は午前11時に過去最高を記録した10日に匹敵するペースでしたが、その後客足の伸びが鈍り、入場抑制の可能性を促す措置も行われませんでした。それでも17日の総入場者は22万4538人となりました。

出足の早まっている背景には、とにかく朝が勝負と前日から並ぶ徹夜組があり、早朝5時に到着してもゲートからはるか離れた場所で入場を待つ状況です。来場者は開場とともに一目散にお目当てのパビリオンを目指します。この日も、日立グループ館の1日分整理券は開場後10分で、トヨタグループ館は20分で前半分の配布が終了しました。

秋田県から初めて来場した工藤知之さん(15)は「万博の混雑は秋田でもうわさに聞いていたのですが、午前1時に到着してもすでに大勢の人が待っているのには驚きました。目当ての日立館の整理券は取れたので、あとはマンモスを見たいです｣と元気な様子。一方、浜松から親子で来場した入村友美さん（35）は｢3連休の人出を覚悟して、車で浜松を朝4時に出て6時ごろ到着。入場してダッシュしましたが、目当てのパビリオンの整理券は取ることができませんでした」と残念な表情。また、愛知県尾張旭市の江川記三男さん(77)は「もう数え切れないくらい万博に来ています。リニモで朝6時ごろ到着しましたが、大混雑という印象はないです。いい万博なのでまだ来ますよ」と気にせずマイペースな様子でした。

夕方から愛・地球広場で、愛知県ウィークのイベントに松平健さんが登場することから、会場を見下ろすグローバル・ループ上に座り込む人々の大混雑も見られました。ループを走行するグローバル・トラムは、混雑のため午後3時半で運行を打ち切りました。（9月17日）