万博トピックス

火の粉を浴びながら上げる手筒花火
男衆の度胸と誇り

花火の筒を腕に抱えて噴き上げる愛知県東三河地方に伝わる伝統の「手筒花火」が13日夜、愛・地球広場で披露されました。

この日から始まった愛知県ウィークの一環で「あいち炎の舞」と銘打ったイベント。同地方の8市町の保存会の男衆16人が、足を大きく広げて腰を構え、次々と点火される花火を抱え持ち、火の粉を浴びながら勇壮に夜空に噴き上げました。

花火は、10メートルほどの火柱を立てると、今度は、滝のような火の粉が、男衆に降り注ぎます。噴き上げが終わると花火が下に抜ける「ドン」という地響きのような爆音が鳴り響き、男衆は、誇りに満ちた表情で拍手と歓声を受けていました。

あいち炎の舞は17日まで行われ、愛知県田原市、新城市、小坂井町、蒲郡市、豊田市、幸田町、豊橋市、豊川市の保存会が日替わりで登場。14日からは、午後7時半から博覧会場近くの愛知県長久手町の「ながくて広場」で打ち上げられ、その模様は、愛・地球広場の大型映像装置「エキスポビジョン」で生中継されます。（9月13日）