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万博トピックス

「咲きほこる伝統」能と狂言の世界
愛・地球博で実現した前衛芸術家らとの共演

世界無形文化遺産の能と狂言の公演「咲きほこる伝統」が12日、EXPOドームで行われ、茂山千作さんら5人の人間国宝が参加しました。

 「高砂」「靫猿(うつぼざる)」「土蜘蛛(つちぐも)」などを演じたのは、人間国宝を含む各流の顔ぶれ170人。観客は時に厳かに、時にユーモアを交えながら進むストーリー展開に見入りながら、600年以上もの伝統がある「世界最古の舞台芸術」の世界に浸りました。

国際的に活躍するギタリストの渡辺香津美さんら、さまざまな分野で活躍するアーティストも参加しました。篠原有司男(うしお)さんの「ボクシング・ペインティング」では、能楽笛方藤田流十一世家元の演奏をバックに、舞台の端から端までかけられた真っ白な紙に墨を付けたグローブでパンチを打ち込むというパフォーマンスを披露。伝統芸能と前衛芸術の共演に、会場からはどよめきが起こりました。完成した作品は、篠原さんがリサイクル着物とダンボールで作った松の舞台セットとともに「靫猿」の演出に使われました。(9月12日)

【写真上】篠原さんによる「ボクシング・ペインティング」のパフォーマンス
【写真下】美しい羽衣をまとった天人が登場する喜多流能「羽衣」

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