地球市民村では9月1日から、障害や人種、言語や文化を越えたさまざまな芸術を紹介する「エイブル・アートパビリオン」を出展しています。
11日には、オーストラリアのNPO団体アクセスアーツが、愛・地球博に参加することが決まってから約1年をかけて考案した「サウンドサークル」のワークショップを開催。声と体の動きだけで人の輪や共感を広げる表現方法を、アクセスアーツのメンバーと来場者が一緒に楽しみました。
この日は「火」をテーマにプログラムを進行。手を打ってパチパチと燃える炎を表現したり、「炎 炎 美しい炎」などの意味を持つフランス語の詩を、歌うように読み上げていきました。とてもシンプルな内容ですが、参加者は、体全体でリズムを取ったり大きな声で表現することの楽しさに引き込まれ、会場には笑顔と歓声があふれました。
名古屋市中川区の川内智和さん(29)は「日ごろはこんなに大きな声を出すことはないですからね。たまたま立ち寄ったのですが、楽しかった!」と笑顔で会場を後にしました。
スタッフの柴崎由美子さんは「アクセスアーツにも、さまざまな障害があるメンバーが加わっています。彼らの表現方法は驚くほど豊かで、それがワークショップにも生かされているから、参加者もあっという間にとけ込めるんでしょうね」と話しました。
「エイブル・アートパビリオン」は25日まで。「サウンドサークル」は毎回約30分。参加は自由です。詳しい開催日時はこちら でご確認ください。(9月11日)
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