万博トピックス

環境に配慮した技術を見学する「ファミリーバックヤードツアー」が23日、長久手日本館で開かれました。午後1時から同5時まで30分ごとに8回、各回25人ほどの親子連れが参加、専門スタッフの案内で見学しました。

長久手日本館は、省エネルギーや建築素材のリサイクルを考えた知恵が多く取り入れられています。外観を覆う巨大な竹ケージや、コグマザサを使用した緑化壁、酸化チタンで加工された冷却効果のある屋根などについて、参加者は説明を熱心に聞いていました。トウモロコシを原料とした植物プラスチックの外壁について「トウモロコシおよそ10粒でA4のシートが1枚作れます」という説明には、驚きの声が上がっていました。

このイベントは「夏休みエネルギー教室・寺子屋華座」の一環で、24、25日は日本館前の特設広場で、科学やエネルギーについて学ぶ教室が開かれます。ストローを使った楽器、風力モーターカーなどのワークショップもあり、両日とも午前9時から受け付けます。イベントステージでは、科学戦隊・実験ジャーによる「おもしろサイエンス劇場」などを自由に見ることができます。（8月23日）

【写真上下】トウモロコシを原料とした植物プラスチックの外壁について説明を受ける参加者たち