万博トピックス

キリバス・ツバルデー
環境問題の大切さを訴え

南太平洋のキリバス共和国とツバルのナショナルデー記念式典が15日、EXPOホールで開かれました。両国は複数の島々からなり、グローバル・コモン6の南太平洋共同館に出展しています。記念式典では、ツバルとフレンドシップ事業で交流する愛知県知多市の子どもたちがツバル国歌を斉唱しました。キリバス共和国側からは、祝いの儀式「ガーランド」が披露されました。

イベントでは、キリバスの舞踊団「テ　イエ　二　キリバス」が、手拍子と足踏み、体を打ってリズムをとるダンスと澄んだ歌声で観客を魅了。　ツバルの「カナマタ　オ　フェヌア」は、赤を基調にした衣装で登場、日本語の「アリガトウゴザイマス」を掛け声に加えるなど、ユーモラスな歌とダンスで場内を沸かせました。

キリバスのナタン・テーベ通信・運輸・観光開発相は式典で、「(地球温暖化による)海面上昇などの問題への取り組みと支援を訴えかけるために、愛・地球博に参加しました」とあいさつ。ツバルのビケニエウ・パエニウ大蔵・経済企画相も「われわれは力を合わせて、これ以上自然を破壊しないようにライフスタイルを考え直す必要があります」と述べ、両国が共に直面する環境問題の大切さを強調しました。（8月15日）