自然との共生を願って沖縄の伝統的な小型漁船「サバニ」に乗り、2000キロを航海した乗組員14人が5日、長久手会場の地球市民村に来場し、航海に使った「海人(うみんちゅ)丸」と名づけられた舟も展示されました。海人丸は、国内外の外洋カヌーレースで活躍する荒木汰久治さんを船長に6月5日に沖縄県糸満市を出発。星や太陽で方角を確認しながら、手こぎか帆走だけで航海を続け、7月30日に愛知県南知多町に到着しました。
荒木さんは舟や航海について説明し、「航海では水も食料も共有。自分だけのものではないと考えると物を大切にするようになる」などと示唆に富んだエピソードを語りました。
海人丸は6日も展示され、午後1時からと同5時からの2回、荒木さんのトークと、西アフリカのマリ共和国のギタリスト、ママドゥ・ドゥンビアさんのライブも行われます。(8月5日)
【写真上】海人丸の船長、荒木汰久治さん
【写真下】地球市民村に展示された海人丸