万博トピックス

スポーツを楽しめる環境を次世代に残すために、「愛・地球博スポーツサミット2005」が7月31日、EXPOドームで開催されました。トップアスリートや国際スポーツ団体、国連機関の代表者らが参加し、最後に「未来の世代もスポーツを楽しめるよう、自然環境を豊かにすることを誓います」と共同宣言しました。この「スポーツと環境」共同宣言は今後のスポーツ界の環境活動指針となり、サッカーワールドカップ、オリンピックなどスポーツの国際大会に理念が受け継がれます。

サミットの趣旨に賛同して、ノルディックスキーの荻原健司さん、荻原次晴さん、シンクロナイズドスイミングの小谷実可子さん、プロスキーヤーの三浦雄一郎さん、アーチェリーの山本博さんら、五輪メダリストや世界で活躍するトップアスリートが参加。荻原健司さん、次晴さんは「地球温暖化で雪がなくなったら、スキーができなくなります」と、環境を守ることの大切さを強調しました。

また、いらなくなったスポーツ用品でつくった公募アート作品「リサイクラート」が会場を飾り、美術評論家の伊東順二さんらの審査で、愛知県の大学生グループ「七福」の作品がグランプリを受賞しました。

サミット終了後は、趣旨に賛同したチェリスト、ヨーヨー・マさんと「シルクロード・アンサンブル」の演奏が行われました。（7月31日）