万博トピックス

森の自然学校の特別イベントが27日、南の森にある「おもいで教室」で開かれ、作家のC.W.ニコルさんが「森が私たちに教えてくれること」と題した講演を行いました。

会場となった「おもいで教室」は、大阪万博が開催された昭和45年ごろの学校の教室を再現しており、立ち見を含めた32人が生徒となって話を聞きました。

C.W.ニコルさんは1981年から長野県の黒姫に居を構え、84年から荒れた森の再生活動に力を注いできました。出身地の英国南ウェールズの話や、14年前から始めた混合林の有効性、森が人に与えてくれる効果などを熱く語り「森は癒し。森を大事にすると、水や空気がよくなり、人間も健康になりますよ」と笑顔で締めくくりました。

立ち見で参加した愛知県東海市の会社員横井真澄さんは「将来は森林にかかわることをしたいと思っているので参考になりました。見た目はちょっと怖いけど、ニコルさんの森を愛する優しさが伝わってきました」と話しました。（7月27日）